みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
お待ちどうさまでした(誰も待っていない)
今日はベストセラー本の感想文です。フランス人歴史人口学者・家族人類学者による著書は日本初め21か国語に翻訳され、世界中で話題になりましたが、なんと英語には翻訳されていないという、それくらい米英にはショッキングな内容となっています。
西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか
エマニュエル・トッド (著), 大野 舞 (翻訳)
概要
目次
感想
21世紀にヨーロッパで全面戦争が起きるとは誰も予測していなかったロシアによるウクライナ戦争が勃発し、年月を重ねて行く中で、西欧によるロシアの過小評価、欧州の国々の問題やアメリカの問題が浮き彫りになり、侵略者であるロシアが勝つ可能性が高いという話。
メディア報道の化けの皮を剥いだような印象を受けました。侵攻する前の段階で国家として財政破綻状態にあったウクライナ、強国と信じてやまなかったイギリス、フランス、ドイツの問題、GDPや軍事力世界一の最強国のはずのアメリカの平均寿命が短くなり、乳児死亡率がロシアや中国より高く、自殺率も上がっている実情、インド、ブラジル、南アフリカなどの諸国はロシアに経済制裁を課さずに貿易しているなど、メディアが報じて来なかった残念な事実がたくさん書かれており、ショッキングではありますが、現実を知りました。
また、ロシアはソ連時代にチェコスロバキアの”プラハの春”では周辺国を含め50万人動員したがのが、広大なウクライナに12万人しか用意できなかった、人口の問題があり、それはその他の国にも言えていて、日本も少子化もあり自衛隊が必要数の半分しか人員がいない等、有事があれば、徴兵制になるのではと思えて、決して他人事ではない考えさせれられる内容でした。
ぜひ、読んでみると良いと思います。
それではまた。