2020年→2021年
新しい年の始まりをまさか病院で迎えることになるとは。
かなり濃厚な年越しとなりました。
楽しいクリスマス🎄の日。
激しい腹痛があり、病院へ行ったところ、
入院することになりました。
原因は急性腸炎でした。
全く食事が出来なくなり、脱水症状もあって
気づけば40度の発熱。自分でも驚きました。
PCR検査は陰性でしたが、急性腸炎はかなり激痛で
1週間近く絶食。点滴で水分を摂る状態に。
そして、今回の入院で新たなことが発覚。
それは、酷い貧血状態でした。
貧血の原因は、胃がんで8年前に胃と脾臓を全摘出したことからくるものでした。
胃を全摘出したことによる、ビタミンB12の欠乏からくるもの。
個人差はありますが、胃全摘した人に起こりやすい後遺症といったところでしょうか。
私の場合、手術から5年後、妊娠、出産もあり、
体の中にある栄養はすっからかん状態になってしまったようです。
妊娠中、鉄剤は摂っていましたが、
ビタミンB12、そして葉酸に関しては思えば食事からのみで全く足りていなかったようです。
そして、この数年は子育てに追われてすっかり自分のことは後回しに。
疲れやすい、怠いなど症状はあったものの、
それが貧血から来ている、ビタミンB12の欠乏からきているものだとは思いもしませんでした。
知らないうちに、身体はまたしても悲鳴をあげていました。
身体のことを考え、良質なミネラルは摂っていましたが、まさかビタミンB12だったとは…。
そして、8年の月日を経て、出てきた後遺症。
改めて、一生の付き合いという事を実感しました。
10日間の入院を経て、年が明けて退院することは出来ましたが、
この10日間は私にとって、これから先を生きていく上ですごく大切な時間となりました。
小さな子を家において入院すること、
このご時世での入院は家族ですら面会も全く出来ず、
寂しさと、罪悪感といろんな想いが込み上げてきた期間でした。
周りにもたくさん迷惑をかけてしまいましたが、
これも必要なことだったことに間違いはありませんでした。
無理をして頑張ろうとしてしまう癖や、
全部を、そのまま受け止めて、それによって自分を責めたりこうでなければいけないと勝手に思い込んでしまう癖など、
身体を壊さなければ分からないという鈍感さ、
などなど、私の中にあるもう必要ない思考と、言動が
今回の入院を招いた気がします。
自分のことは自分で見て感じてあげること、
体が出してくれるサインは見逃さないこと、
自分と向き合うことは、本当に大切だと思いました。
ともあれ、少しずつ回復して前より心も体も元気になってきた感覚があります。
またひとつ、大切なことに気づけた気がします。
笑って過ごせる毎日、
子どもと一緒に元気に過ごせる毎日が
どれだけ幸せなことか…
いろんなことを欲張る前に、
すでにもう自分には幸せに過ごせる日々が体があること、
"生きている"ことをもう一度実感した10日間でした。
足るを知る。この言葉も思い出しました。
大丈夫、それでいいんだよ。