ガンになってました。
7年半前の話。
私の人生が大きく変わりました。
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ベッドに横になり、天井を見つめる。
点滴の液が入ってる袋を見つめる。
視線はその往復。
天井の柄が、家のキッチンと同じだ。
ぽたっ、ぽたっ、ゆっくり落ちている。
これからどうしようかな。
困ったなぁ…
出てくる言葉はどれも棒読みで、
力は入らず、かと言って抜けきらず、
合間に深い深い深呼吸をする。
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急性胃腸炎で近所の胃腸科に入院した。
嘔吐下痢で、水分補給が追いつかず、
脱水症状を起こしていた為、
早く治したかったので、入院して点滴を打ってもらい治療することに。
そこから遡ること、4年ほど前から、
胃痛に悩まされていて、ずっと胃カメラをやりましょうと、
主治医には言われていたが、
なんか怖いし、仕事と遊びで忙しいから休めないし、時間は作れないという理由でずっと無視し続けていた。
だから、今回の入院中、時間があるため、胃カメラをやることにしました。
そしたら、もれなく、CTと、レントゲン、バリウム検査というオマケ付き。
正直、バリウムはいい迷惑だった。w
胃カメラの写真を見せてもらったら、
そこにはポコッと潰瘍らしきできものが出来ていた。
この潰瘍の一部を病理検査に出していて
結果が出るのに1〜2週間はかかると言われた。
なぜか結果が出るまで入院確定になったので、
堂々と仕事が休めて嬉しかった。
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それから、1週間後、結果が出た。
母親と共に診察室に呼び出され、
伝えられた言葉は、予想をはるかに超えていた。
「進行性の胃がんです」
母は私の横で静かに涙を流していた。
主治医の横にいる看護師は私を見ながら、
ただただ頷く。
主治医は、ゆっくりと今後の話をしている。
絶妙な間を取りながら。
私は、冷静に、落ち着いて話を聞き、相槌を打つ。
私はここっていう大ピンチな時に冷静になれる特技があるということを知った。
2012年の10月。
人生が大きく変わった瞬間だった。
私は、ガンになった。
長い長い旅が始まった。
#ガン #胃がん #闘病 #告知
#結婚 #旅 #生きる #生と死
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ガンは治るガンは治せる―生命の自然治癒力
ガンは治るガンは治せる―生命の自然治癒力
作者: 安保徹,船瀬俊介,奇〓@47F7@成
出版社/メーカー: 花伝社
発売日: 2007/03/01
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