[読書] 素人が副業する前に読んでおきたい1冊
マッサージ開業に向けて、何か参考になる本ないかな〜と思っていたところに、飛び込んできたこの斬新なタイトル。
「金儲けのレシピ」
余談ですが、私は本を買うとき、その本の目次やレビューを見て買うよりも、その本のタイトルや見た目にビビッと惹かれたもの買うことがけっこうあります😄(なのでたまに自分の予想と違った本だったりすることがあって、面白い)
本の紹介に戻りますが、金儲けは「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知すること」と同じ。
「儲かるビジネスを作る最も有効な方法は、儲からないビジネスを熟知すること」
まえがきから吸い込まれるようにして、読む手が止まらなくなった!
著者である事業家bot氏は、東大を中退後、年商10億の企業を経営する敏腕起業家。自身のこれまでの経験や実践的な知恵を基に本書では、理論に基づいた儲かるための技術・成功の秘訣を15のレシピで紹介してくれます!
ある程度のお金があれば誰でも気軽にビジネスや副業を始められるのが、資本主義国(Capitalism)のいいところですよね!
日本も今や副業が当たり前の時代に突入し、何をしようか迷っているそこのあなた!まずは行き当たりばったり手当たり次第に始めるよりも、ビジネス、副業を始める上で押さえておきたいポイントや人間の行動心理、習性を知って、それを利用し消費者が気づかないうちに買ってしまう、お金を使ってしまう、そんなズル賢いビジネススキルを身につけたいですよね!!
それを教えてくれるのがこの本「金儲けのレシピ」です!
私が気に入ったレシピ4選
・「砂糖をたくさん入れろ!」「中毒性のある嗜好品を売れ!」
これだけ見ると一見やばいレシピだが、つまり自分の理性とは裏腹に、人間の本能的に”脳”が勝手に刺激されるものを売ることができれば、客を再訪させることができる、という合理的な金儲けの観点。
商売人であるあなたは白い粉3点セット(砂糖、小麦粉、脂肪)を客にどう食べさせるべきかを考えることが必要になる、と。
一見私のマッサージ開業とは無縁のように見えるが、どうやったらクライアントの脳を刺激できるかを考える上では、大事な観点だと思った。
・「無形高額商材の営業を攻略しろ!」
高額とまではいかないが、まさにマッサージという無形商材を売ろうとしている私にとっては、大事なレシピ。
他の例えでわかりやすいのが保険の営業。この章では無形商材を売るときの3つのポイントを教えてくれる。
・「勝手に認めて格付けし、勝手に権威になれ!」
これは個人的にとても面白い章だったなと思う。何者でもない自分を勝手に自分で権威にするという(笑)
勝手に権威にした例で、今では歴とした文科省認定の財団法人であるあの漢検も、当初は松下電工の社員だった大久保昇氏が独立して立ち上げた民間資格だったことに驚いた。
そして、勝手に権威になった後、勝手に教える側に立ち、自分の権威を売っていく。巷でもよく見かける「〇〇協会」「〇〇アカデミー」
「〇〇大学」も勝手に権威になった人が、その権威を売ってビジネスしてるのか〜と思った、非常に面白かった。
・「商売にも宗教構造を持ち込め!」「従業員も信者にしろ!」
「儲ける」という字は「信者」と書く。儲けるためには宗教的とも言えるほどの熱狂的な信者を作ることで、勝手にその人たちが自分の商品を宣伝広告してくれる、まさにAppleとかはそうですよね。広告費が減ることでCAC(顧客獲得コスト)も一気に下がり、儲けが増える。
あのスターバックスも、安い時給でもいいからスタバで働きたいという熱狂的なスタバファンで非搾取体質の人が世の中にはたくさんいることを知っているのだ。おまけにブラックエプロンという他の従業員との差別化を図る昇進する仕組みはオウム真理教の正悟師や正大師と本質的な差はない。
この宗教構造を作ることができれば、従業員は裏切ることも少ない。
私の頭にはなかった考え方ですごく刺激的でした。
これから副業、企業を考えている人へ、特に今までに経験がなくてこれから一歩踏みだす人、同様の本を読んだことがない人、とてもストレートな内容でコンパクトにまとまっているので、とっつきやすくとても読みやすい本だと思います!
ぜひ読んでみてください!!