#299 困った時の「188(いやや)」を知っていますか?
110番、119番は知っていても、「188」を知っている人は少ないのではないだろうか。
しかし、188番の方が110番や119番よりも私たちに身近な番号だ。
188番は「消費者ホットライン」。
ダイヤルして音声にしたがって操作を行うことで、最寄りの消費生活センターの窓口を案内してくれる。
消費生活センターでは、マルチ商法やキャッチセールス、霊感商法などの消費者被害、あるいはモバイルバッテリーの発火など商品を使用したことによる事故や健康被害について相談することができる。
具体例を含めた動画などが以下の政府広報オンラインHPで紹介されている。
消費者被害について知識がないと「相談する」「助けを求める」という選択肢がなく泣き寝入りするしか選択肢がないが、消費者はさまざまな法律や機関によって守られている。利用しない手はない。
また、消費者被害というとお年寄りを狙った詐欺のイメージが強いかもしれないが、若者も危ない。
成人年齢の引き下げで18歳からさまざまな契約を結ぶことができる。
その影響もあり、知識の少ない若者を狙った詐欺が増加することが懸念されている。
「188(いやや!)」は、社会科の授業内容の中で一番将来に役立つ知識かもしれない。
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【参考】