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【3分で斬る】コミュニケーションのスキルは、3つのモードで作られている。#43
どうも。
社会福祉士・保育士のしぶです。
2児のパパをしたり、児童福祉施設の先生をしたり、これからの福祉や子育てを考えるコミュニティを運営したりしてしております。
みなさま、どうお過ごしでしょうか?
さて、今日は
『コミュニケーションのスキルは、3つのモードで作られている』
というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。
本題に入る前にお知らせさせてください。
わたくし、社会福祉士しぶの記事では、
人とのコミュニケーションにおいて、
みなさんが強い気持ちをもって人と関わることができる、
そんなお話をさせて頂いております。
毎日夕方6時の配信です。
ぜひ、ご参加していただきたいです。
よろしくお願いします。
そんなこんなで本題でございます。
今日はですね、
『コミュニケーションのスキルは、3つのモードで作られている』
というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。
コーチングにおけるコミュニケーションのスキルは、
相手の頭の中を整理したり、新たな視点からの気づきを与えたり、
ポンと背中を押したり、具体的な行動を促したりといった効果があります。
とはいえ、スキルを単発的に使って、単発的に効果を上げても、
それだけではコーチングは成り立ちません。
コーチングの目的は、相手の自発的行動を促して、
目標達成への道をともに歩んでいくことです。
それを達成できるように、コミュニケーションにおける構造を意識して、
コーチングを進めることが必要になってきます。
コミュニケーションのスキルは、
「安心感」「発見」「行動」の3つのモードで構成されています。
(1)安心感を築くモード
「安心感」モードでは、聴き手は相手を認め、相手の話を聴くことで安心感・解放感を抱かせ、聴き手と相手の間に「信頼関係」を築きます。
人は、聴き手に安心感を持つと、本音で話すことができます。相手が聴き手に対して安心感を持っていれば、本音を話しやすくなり、聴き手は相手からたくさん引き出すことができます。
(2)引き出す発見モード
「発見」モードでは、質問やフィードバックのスキルを使って、相手の中から、様々なものを引き出します。相手は、聴き手の質問により、考え、答えを出します。
そして、自分自身が出した答えを自分の耳で聞いて確認したり、聴き手からフィードバックを受けることで、自分の考えやリソースの棚卸しの整理ができて、気づきが引き出されます。
(3)行動を促すモード
「行動」モードでは、コーチは、相手が目標達成のための「具体的な行動」に移れるように働きかけます。質問により、相手が具体的にとるべき行動を引き出し、その行動を実行に移すようリクエストします。
相手の中から引き出された具体的行動は、自発的に行われる確率が高くなります。人は、言われたことはなかなか行動に移しませんが、自分でやろうと思ったことや口にしたことは、行動に移しやすいものです。
コーチングは、相手と「信頼関係を築く」ことから始める必要があり、
コーチングの第一ステップとなります。
では、その具体的な方法は、いったい何でしょうか?
それは、3つあります。
(1)相手の話を聴き、認める
(2)100%相手の味方であること、相手のすべてを認め、受け入れることを伝える
(3)コーチの体験、考え、思い等を伝える(自己開示する)
特にコーチからの積極的な「自己開示」は有効です。
例えば、友だち関係で悩んでいる子どもがしたとします。
あなたなら、どのように信頼関係を築いていきますか?
子 「友だちとの関係がうまくいかなくて・・・」
親 「そうなんだ。人と付き合っていくって難しいよね。実は私も、オトナになった今でもあなたと同じように、お仕事の人のことで悩むことがあるんだ。だから気持ちがよくわかる。」
子 「え? お母さんもお仕事のことで、悩んでいるんだ?」
親 「えぇ。だから、よく気持ちが理解できるし、あなたも私もそうだったように、誰しもが悩むことなの。でも、深く悩んでいるということは、それだけ真剣なんだよね。」
子 「うん! そうなんだ。実はお母さん、うまくいかない理由というのがね・・・」
このように、こちらが「自己開示」をすることで、
相手との心理的距離は縮まり、信頼関係が築かれていくんです。
ということで、
今日は『コミュニケーションのスキルは、3つのモードで作られている』というテーマでお届けいたしました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
それでは、また明日の夕方6時にお会いしましょう。
社会福祉士・保育士のしぶでした。
じゃあ、またねー!