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命の時間と向き合う⑤

さてさて、私は実に普通の人間なので、自分が楽をしたいし得をしたいと思っているわけでした。

だから、家を出ていかなかった。

どういうことかと言うと、

①高い家賃がかからず、ある程度お金を自由に使える。
②役に立つ人間として、家族にマウントをとれる
③苦労人になって、皆に承認される

等々、メリットがあったわけなので、あれこれ文句を言いつつも家を出ていかなかったし、家族が私よりも役に立つ人間になったら苛立ちを感じたはずです。
つまり、嫌がりながらも変化を望んでいなかったわけです。

しかし、同時にその状態にものすごく困っていたのも事実で、変わりたいし、変わりたくないという綱引き状態で、ずっと私の家は停滞していたのです。


時間だけが経っていき、状況はなにも変わらないまま。

しかし、とあることがきっかけで私が世界の仕組みやビジネスなどに興味を持つことによって、世界は目まぐるしく変わっていきました。


そのスピード感に驚きを感じています。

そして最も停滞していた家族の関係にも大きな変化が起きています。

それは、母のがんの再発が一番の大きさで、時間的にもお金の大きさでも私を追いたててくる。

その状況での
お金の使い方。稼ぎ方。投資方法の変化。
周囲の人との関わり方。

全てがまたもや変化してきています。



しかし、対処できないことは目の前にはやってこないので、苦しいながらも乗り越えられる。

母のことは心配ですが、出来るだけのことをしてもっとこうすれば良かったとならないように限りある命の時間に向き合うつもりです。

がんが治り、いい人生だったと思えるように。
これは私のエゴではあるものの、サポートしていきます。



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