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珈琲の酸味を探すように
毎朝、コーヒーを淹れるようになりました。
豆を挽いてドリップで抽出。
甘苦い良い香り。
好みの焙煎具合は深煎り。
酸味はあまり得意じゃない。
中煎りや浅煎りを試してみたけど、うまく淹れることができなかった。
酸味と若干のエグ味を感じることが多く、結局深煎りから抜け出せない。
また、深煎りでも美味しい日とイマイチな日があり安定性に欠けていた。
そのループから脱出するキッカケになったのは温度計とはかり。
これまでは「肌感覚で温度や抽出量を感じ取れるようになるのが重要だ」という考えの元、感覚で淹れ続けていた。
今は淹れる直前のお湯の温度を計測し、抽出容量をはかりで確認するように。
それ以降、劇的に味の安定性が向上した。なぜもっと前から試さなかったのか!
ただ、安定するが故に毎日飲んでいると、違う味が欲しくなってくる。
近所に焙煎店があるので、いろんな豆を試してみるように。
ブラジル ショコラ サントアントニオ(深煎り)
グアテマラ SHB ウエウエテナンゴ(中深煎り)
ニカラグア SHG キータスウエノス農園(中深煎り)
キリマンジャロ(タンザニアAA)
コロンビア スプレモ(中深煎り)
パプアニューギニア タイガットスペシャル(中深煎り)
個人的に好みだったのが
パプアニューギニア タイガットスペシャル(中深煎り)
初めて飲んだ時の第一印象は「お茶みたい」。
語彙が不足していてどう説明したら良いのか分からないのだが、
茶葉を食べた時の感覚が蘇ってきた。
他の試した中深煎り豆よりも苦味と香りを楽しみやすく、しばらくの間リピートし続けていた。が、また別の味が欲しくなってきた。
ある日ふと、苦味ではなく香り推しの豆を試そうと思い、いつもの焙煎店に向かう。豆の説明書きを見渡していると「非常に重厚なコク、スパイシーでハーブの様な独特の香り」の文字が目に入った。
インドネシア マンデリンG1
"スパイシー”、"独特の香り"がどう転ぶのかあまり想像できないが、思い切って中深煎り(5~6)を購入。
家に帰り、どう淹れたら美味しくなるのか考えていた時に、これまで飲んだ中で一番印象的だった珈琲を思い出してみた。
サザコーヒーで飲んだ サザコーヒー ゲイシャ農園
初めて酸味のある珈琲で美味しいと感じた一杯。
早速、サザのサイトを訪れ調べてみると「このコーヒーの美味しい温度は80~85℃」と記載されたゲイシャブレンド豆があった。
豆は全く違うが温度を下げてみるのも1つの手だなと思い、いつもは90℃だが86℃で淹れてみることに。
挽き具合はいつもと同じで中細挽き
いつもよりサーバーとケトルの間を行き来させてお湯の温度を下げる。
抽出開始!おっ、すごい良い香り!
どんな味になるのかワクワクしながらお湯の流れを目で追う。
温めたカップに注いで、はい出来上がり!
ひとくちめの味わいは「紅茶?ちっくな珈琲」
苦味は控えめで、軽快な酸味を感じるが美味しい!
温度を下げるのも面白いな。自分が淹れた珈琲の酸味では一番美味しかった。
強いて言うならば、冷めた時に渋い酸味が目立ってくるところが気になった。
もっと温度を下げたらどうなるのだろうか?今度色々やってみよう。
これまではコクや苦味が好きだったけれども、
気づけば少しづつ酸味を探すようになってきた。
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