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短歌 Ⅲ

雨上がり 澄んだ空気と カタツムリ
合わせて歩く 時間の中で


珈琲と 開いたノート 握ったペン
時を忘れて 無言の会話


見上げてた 青の絨毯 描く白
黄色い風に 緑を足して


なまぬるい 毛布をかけた 昼下がり
隙からそっと 手を差し出す陽


梅雨ひらく 渇いた日射し 追いかけて
ぼくを呼びとめ 肩を抱く夏

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