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🇹🇭解散システムのあるタイ家族旅行記(一日目)

「族」と「旅」って、いまだに見まちがう時がありますよね。

先日、家族で二泊三日のタイ旅行に行ってきました。家族全員での海外旅行はコロナ直前に滑り込みで行ったアメリカ旅行以来だったので、だいたい五年ぶりです。久々のタダ乗り旅行、楽しくないわけがありません。

メンバーは母と妹と私の三人。私たち家族は昔から旅行のスタイルが合わず、旅先で意見が割れては喧嘩をしてを繰り返した結果、各々の自主性を重視するようになりました。家族旅行にしては珍しく、解散システムを導入しています。宿泊先と朝食・夕食は揃えて、メインの観光スポットには一緒に行ったりしますが、その後は解散。それぞれのやりたいように旅先で過ごします。

私は現地の生活に興味があるので、街を歩いて目についたカフェや雑貨屋さんに入ったり、写真を撮ったりするフリースタイル。母はバイタリティがあるので、計画立てて観光地をいくつも訪れたり、ショッピングモールを回遊する王道スタイル。妹は稀代の出不精なので、場合によってはホテルから一歩も出てこずに、スマホを眺めて寝転んでいるだけのバカンススタイル。まさに三者三様。この解散システムに慣れすぎた結果、旅行をする際には一人の時間がないと、なんだか旅をした気にならない体質になってしまいました。

さて、今回はそんな私たちのタイ家族旅行を、私目線で記録していこうと思います。私が一人で行動している間、他の二人が何をしていたかはあまり知りません。私の行動は送った写真で筒抜けなのですが。

🇹🇭スワンナプーム空港

さあて空港着でございます。時刻は現地時間で5:00。朝はっや。

日が昇る前でも気温は30℃を超えていて、それだけでも異国情緒が香ってくる。

あ、ハトだ。

ハト

空港から出たところにハトがいる。だからなんだってんだっていう話なんだけど、こんなことでも楽しくなっちゃうのが海外旅行だったりする。

タクシーに乗ってホテルへ向かう。だいたい40分〜60分かかるらしい。普段なら長いと思う移動時間も、6時間のフライト後だから余裕だった。

🇹🇭ザ・ペニンシュラバンコク

というわけで、ホテル着!スムーズにチェックインを(母が)済まし、お部屋へ。

やばい

家族旅行のいいところ。まあ部屋がいい!すでに荷物が散らかっているのはご愛嬌。窓からはバンコクの街が一望でき、眼下にはタイの大動脈、チャオプラヤー川が横に伸びている。オーシャンビューならぬ、リバービュー。最高です。

一息ついて、まだ7:00。少し早いけど朝食をとる。一人旅で泊まるような安宿だと、朝食付きでも絶対に外で食べる派だが、今回ばかりは毎朝ここでいい。これも家族旅行ならではだし、なんならこの朝食が家族三人の揃う貴重な時間だったりもする。

川とビュッフェ

朝食は和洋中タイのバランスがいいビュッフェで、どれもちゃんとおいしかった(写真は撮り忘れた)。驚いたのは、サラダのおいしさ。いいホテルはサラダがおいしい。葉野菜と炒めたズッキーニとヤングコーンに、オリーブオイルとバルサミコ酢と塩と胡椒をかけてやればそれでいい。

食後の写真のみ

うどんとそばもあった。昆布だしの横に「KOMBU DASHI DRESSING」と書かれていて、これは誰が理解しているのだろうかと不思議に思った。茶碗蒸しも「CHAWANMUSHI」だった。

衝撃の「KOMBU DASHI DRESSING」

そして、ここでもハト。ハトの存在感がすごい。ハトに支配されているテラス。タイは微笑みの国と言われているけど、ほんとうはハトの国なのかもしれない。ちなみに、微笑みの国もなんとなく感じている。

ハト

部屋に戻って、思いの外疲れていたので母と私でホテルのスパを予約した。妹は、なぜかそれを断った(妹らしい行動)。予約は14:00に取れたので、それまでにホテルの周りをちょっと散策してみることにした。

だがしかし、時刻はまだ9:00。まだまだ朝早かったのか、全然賑わっていなかった。そもそも、このあたりが賑わっている地域なのかも分からない。いいな。海外に来たという感じがする。

まだ人の少ない通り

とはいえここにいても何もできなさそうなので、バンコクの中でも賑わってそう(かつそこまで遠くない)サイアムへ!(続く)

🇹🇭サイアム

まず驚いたのが、ホテルから駅への行き方。なんと、船に乗って川を渡るのだ。エンタメではなく、交通手段としての渡し船。あまりにもタイだ。

ペニンシュラからの船

船で対岸の駅まで行って、そこからバンコク・スカイトレイン(BTS)に乗った。いざサイアムへ。

サイアム駅の周辺には、いくつものショッピングモールがあった。超都市。めちゃくちゃ都市。ほんとに、梅田みたい。じゃあ梅田でいいだろうという意見は聞きません。いきなりローカルすぎるところに行くのは不安なので、これくらいからはじめるのがいい。

サイアム・センター

さて、ショッピングを開始する(デスゲームのマスター風)。友人同士での旅行でもショッピングは別行動にしたいくらいなので、いわんや家族旅行をや。ホテルのスパの時間もあるので、ひとまず11:30歳集合にして、解散!

別れた直後、めちゃんこかわいいお店を発見!やばい、かわいすぎる。こういうの大好き。

不思議なブランド名「Super!Daddy」

店内のBGMでK-POPが流れていたから韓国系のブランドかなと思っていたけど、Instagramで調べてみたらまさかのタイ限定。純タイ。ここにしかないお店にべぐり会えたうれしさと、日本では買えないというさみしさがハーフ&ハーフ。それもあって、ついいろいろ買いすぎてしまった。パスポートケース、ノート、ステッカー、キーリング、ぬい。調子に乗って店員さんと話したりもした。

その後はブラブラ賛否してみたり、写真撮ってみたり、ラジバンダリー。Super!Daddyを超えるトキメキはなかったけど、Super!Daddyで十分満足。

再集合して、グルメ街で初のタイ料理を食べる。ここで白状しておくと、私はパクチーが食べられない。わりとタイには向いていない。なので、ここからの三日間は、パクチーの入っていないおいしい料理を探す期間でもある。とりあえず、イエローカレーはかなりおいしいことがわかった。

トムヤムクンは断念

🇹🇭ザ・ペニンシュラ スパ

ホテルに戻ってスパに向かう。途中の雰囲気もすごくいい。プールがあって、まさにバカンスといった感じ。熱帯を感じる。乾季なのもいい。

スパに関しては、さすがタイというクオリティだった。かなり強めかと身構えていたけど、適度にコミュニケーションを取りながら強さもやり方も調節してくれるホスピタリティの塊で、日頃の疲れが揮発していくような心地よさを感じた。

スパの横にあったプール

🇹🇭シャングリ・ラ ホライゾン クルーズ

夕食はディナークルーズで。まさに家族旅行。ディナークルーズの思い出というと六年前のフランス家族旅行。そこで私が船上でブチギレてからは一度も行っていなかったので、ほんとうに久しぶりだった。

二階建ての船

今回のディナーは、コース形式ではなくビュッフェだった。船内の中央に料理が置かれていき、腹を空かせた乗客たちが、盗塁を狙う野球選手のようにジリジリとそこに近づいていく。一人目が皿を取ってからは、もう料理の取り合いになった。景色も楽しめよ。

いろんな料理があった。ホテルの朝食もおいしかったけど、こちらも負けず劣らずおいしい。カレーだけでもいくつもバリエーションがあるし、ナスとチーズのピリ辛の料理もいい。

料理を待つ時間

ただ、一つだけ言わせてほしい。寿司は日本で食べた方がおいしい。最近の回転寿司はすごい。寿司を大量に取って行った男の子がいて、その子が日本人なのかは分からなかったけど、日本人でないのなら、いつか日本に来て寿司をたらふく食べてほしいなと思った。日本人なら、普段食べないような料理を楽しめよ。

フランス人のイケオジが話しかけてきて、英語で「キムチって辛い?」と聞いてきた。私は「ちょっと辛いですけど、そんなにですよ」と答えてみた。たぶん、韓国人だと思われているような気がする。とはいえ、私も雰囲気でフランス人だと決めつけているので、偏見ジャンケンはあいこ。また違うイケオジが寿司を取って行ったけど、醤油もわさびも持っていかなかったので、お節介をしようかギリギリまで悩んでやめた。

タイビールとワインを飲んだ私は上機嫌になり、食後の飲み物はコーヒーにするか紅茶にするかと聞かれた時、何を思ったか「ロゼワインで」と言ってしまった。恥ずかしい。

テーブルの雰囲気

言い忘れていたけど、ディナークルーズなので当然外の景色も最高だった。京都で過ごしたことのある私は、そもそも川というものが好きなわけで、その上バンコクの街を見渡せるのもいい。むこうのお寺や観覧車だったり、あと花火(毎日やってるのか?)が上がる時にはしっかり船を止めて見せてくれた。

船先

ディナークルーズを楽しんだ一行は、ホテルの部屋へとまっすぐ帰還した。まだまだゆったりペースだし、そんなに解散もしていないので、本番は二日目以降になる。明日に備えて英気を養うためにも早く寝ないとなあ、と思っていたら、けっこう疲れていたのか久しぶりの酒に酔っていたのか、ベッドに横たわった瞬間シャワーも浴びずに眠りこけてしまった。

というわけで、一日目終了!



📷写真のコーナー(デジタル)

ホテルの庭
ホテル周辺
ホテル周辺と母
船着場
柵の低い歩道橋(怖い)
バイク多め
クルーズ船の丸い窓

🎞️写真のコーナー(フィルム)

ホテル周辺
バイク多め
サイアムセンター
なんだろうこれ
川から見た花火のイントロ
川から見た花火のサビ



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白川侑
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