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なんでこんな合成写真流行ってる上に評価されてるのかわからない。そもそも写真って「真実を写す」で写真じゃんか。滝と噴火を合成したらそれ写真じゃなくて絵でよくね?ってならん?
ていうのはまあ前々から思ってたんだけど、最近DJ触ってて考え方変わってきた。写真を2枚重ねてるってことは、ダブルでかけてるみたいなことじゃん!という発見。曲を作ってんじゃなくて曲を使って表現してるのと重なった。
写真を撮るのは絵を描くとか曲を作るとかと同じ枠と思ってるけど、だったら作ったやつ2つ重ねてもいいかなーって。どっちを基本にして追加する方をどんだけ表に出すかを比較明合成、比較暗合成、加算合計の中から選べるのも、bassどっち出すのか〜みたいなのに重なる。
ただ自分の択に合成を入れると作業量が馬鹿みたいに増える。その場でhigh切れますmid切れますbass切れますっていう風にはいかなくて、元の絵をRaw現像する段階で完成図描いてないとだからかなりしんどい。特にLightroomの100GBあるクラウドですら常に逼迫していて1個前の撮影データ全部消してからクラウドに上げている俺には。
ともかく自己表現の手段が複数あると発見があるもんだなと。趣味とお金と時間と若さはなんぼあってもいいらしい。
合成に肯定的な立場から考えていくと、こういう合成して作る写真はそもそも写真というよりは、コンテクストの一枚絵っていう、絵と同じ土俵でやるものに近い。自分の想像力をのせれる上に「現実のものですよ〜」っていう価値付けできる分お得かな。まあそれが難しいんだけど。実際今日見た合成使ってる写真の中で、喰らったのは2割ぐらいだった。
やるからには自分の想像力がないといけない。想像力が豊富なら絵を描けって話で、想像力が足りないからこそ現実っていう無限の広がりがある素材の力を借りて写真をやってる俺からするとハードル高い。
載っけてある写真は合成がどうの関係なく普通に好きだった写真、誰のか覚えてないけど掲載許可は貰ったはず。
最初から非日常を狙った写真を想定してたんだろうな。俺たち都会の人間の現像に近い存在の豆腐ハウスが暗く潰れていて、遠い存在のバックオーとか露面は明るくなってる。多分あと3分遅かったら光当たってる面積めっちゃ減って印象強いけどまとまりがなくなってそう。
こういうの見ると、写真家ってその場で構図合わせてく多動性と構図決まった後その場でどんだけでも待つ不動さっていう全く逆の二つの要素持ってないといけないの頭おかしいわ。