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会社員時代の経歴は本当に役に立たないの?

こんにちは。
「難しい」を「易しい」に変える伝え方ナビゲーターの深谷百合子です。

20年間メーカーに勤務され、今はフリーになって次のキャリアを模索中という女性が、こんなことをお話されていました。

「営業、開発、品質保証、企画、発注と色々な仕事に携わってきました。でも、それって次の仕事の何にも役に立たないと思っていた……」

程度の差はあれ、こう感じている方は実は多いのではないでしょうか。

かく言う私もそうでした。

でも、役に立たないって本当?

実は、「自分では何とも思っていないこと」が「お宝の山」だったりするんです。

今日はそんなお話です。


私もメーカー勤務だったので、「営業、開発、品質保証、企画、発注」に携わってきたと聞いて、ずいぶん様々な角度からものづくりに関わってこられたのだなと感じました。

きっとご本人にとっては、さまざまな職種を経験したけれど、「広く浅く経験してきただけ」と感じておられるのかもしれません。

それに、フリーで仕事をするとなると、これらの職種がどう活かせるのか結びつかないものですよね。

私自身も「工場の環境対策」という仕事は、フリーでやるとしたら何? と悩んだものでした。

これがたとえば、人事一筋20年とかならフリーになっても人材育成のお仕事とかキャリア支援のコンサルティングなどが思い浮かぶし、企画をずっとやっていたならマーケティング、広報をずっとやっていたなら広報・PR関連のお仕事というように、会社で経験してきたことを活かした仕事がイメージしやすいのです。

ところが、いろんな職種を経験していても関わった年数が少ないと、「どれも極めていないから……」と腰が引けてしまうものです。

私の場合は、工場の環境対策って個人で仕事をするとしたら「技術のコンサル?」と考えたりしました。でも、「自分はそこまで専門性が高くないし……」とひるんでしまいましたし、環境関連の仕事はボランティアでやるものが多いので、そもそも仕事にするのが難しいと思っていました。

そういうわけで、何をしたらいいかわからず3年近く迷走しました。

今だからわかりますが、「落とし穴」にハマっていたんですよね。

「営業」「企画」「環境」みたいな「仕事の名前」「職種」で考えていたから、自分に何ができるかわからなかったのです。

大事なのは、その仕事で「何をしてきたのか」「どんな能力を発揮してきたのか」「何を大切にしてきたのか」に目を向けることだったんです。

たとえば私の場合は、仕事において「本当は何をしていたのか」に目を向けてみたら、こんな風にまとめることができました。

「背中を見て覚えろ」と言ってきた先輩たちの「知恵や経験」を、言葉にしてフロー図にまとめて誰もが使える手順書にすること。

工場のことをまったく知らない人に、わかりやすい言葉を使って説明すること。

利害の対立する部門と協力していくために、お互いを理解し合うための交流を企画したりコミュニケーションを工夫すること。

これらが言葉にできてから、迷いはなくなり自分のテーマがブレなくなりました。そして、それが「書籍」という形になりました。

会社勤めをしていると、「仕事だから当たり前」と思ってやっていることもあるし、「こんなのできて当たり前でしょ」と思っていることもあります。

でも、一歩会社の外に出てみれば、それらが「当たり前」ではないことに
気づくものです。

「こんなこと……」と自分で排除せずに、「本当は何をしてきたのか」を書き出してみることをオススメします。

それでは、また。


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