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音楽作ってるマガジン

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はてなブログの転載。 ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語るお題目。
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#シンセ

マシンライブに見るKORGの貢献

マシンライブに見るKORGの貢献

最近シンセ界隈では「マシンライブ」というものが話題にのぼります。

この20数年、アナログ/VA問わず小型シンセサイザーやグルーヴボックスが多数発売されています。
1〜4小節のシーケンサー内蔵という機種も多く、何台かをシンクさせながらノブやフェーダーを弄り、ミニマルテクノが演奏されるのがマシンライブです。

またEU圏から流行り出したモジュラーシンセも入手しやすくなり、パッチケーブルまみれの強面な

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欲しかったのはアナログ音源じゃなかった。

欲しかったのはアナログ音源じゃなかった。

最近も書いてますけど、RolandのPC音源プラットフォームGALAXIASを、ハードウェアのSH-4dで鳴らすのに夢中です。

で、ZENOLOGYで作った音をエクスポートしようと思って、半年ぶりにMC-101を起動させてみたんですね。

それでTone Partial Editor機能で、フィルターを弄ってたんですけど、久々に本体にヘッドフォンぶっ刺してたら、思ってたよりいい音することに気づか

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Roland MC-101、また成長する。

Roland MC-101、また成長する。

もう一昨年の話になりますけど、準備に3ヶ月くらいかかったイベントをやりまして。
で、コロナ禍なんて想像もしてない頃ですので、営業界隈は終わった途端に「パーっと行こうぜ!」なんて、すぐにいなくなったんですけど、僕はバイトの学生たちと地味に後片付けをして、「お疲れ様」と解散した後、ひとり名古屋パルコの某楽器店に向かったのであります。

そういう時の気分だけは「パーっと行こうぜ」なんですよね、ひとりです

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『電磁マシマシ』回顧録❷

『電磁マシマシ』回顧録❷

パーソナリティに佐野電磁さんが決まった後も、僕にはまだ悩みがありました。ディレクターが決まらないのです。

ただでさえ制作キャリア不足で人脈が少ない中、ゲームやシンセに対して多少なりとも知識がない人じゃないと、進行するのが厳しいのでは、とハードルをあげていました。

予算が限られていたので、僕が月に一度程度しか立ち会えないこともわかっていました。
しかも九段下での深夜番組です。細々としたコネクショ

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『電磁マシマシ』回顧録❶

『電磁マシマシ』回顧録❶

2012年4月から2015年3月までの3年間、僕は『電磁マシマシ』という番組のプロデューサーをしておりました。

ナムコ出身のゲーム音楽作家で、音楽アプリの企画開発を手がける佐野電磁さんをパーソナリティに据えた、土曜夜の生ワイド番組でした。

佐野さんがコネクションを最大限活用して様々なゲストをお招きし、時間がある限り、好きなように喋ったり、電子楽器を鳴らしたり、ラジオなのにスモークを焚いてレーザ

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