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失敗とはなにか

私の会社では、新年度が始まる度にその1年の目標を提出して、期末に、目標に対する自己評価をもって上司と面談しフィードバックをもらう制度があります。

この一年の目標を基に昇給やボーナス査定なんかをする、という名目のもとに行われているのですが、これがなかなかやっかいで…。

わたしは事務職なので、やたらに目標を掲げて何かを成し遂げる、という業務ではないと思っていて、
目標を掲げる営業さん達のサポートのために、足りない部分をサッと足したり、いつでもリクエストに答えられるように準備する事が大事だと思って仕事をしています。
例えるなら、でしゃばるより3歩下がって飛んできたボールをレシーブ、トスするぞ!と。どんな球もとりあえず拾って繋げろ!みたいな。
でも会社としては目標を掲げろと言うのです。アタックもしろ、みたいな感じでしょうか。

そうなると何かしら捻り出さねばならず、なんとかかんとか頭を捻り(この目標を考える時間がめちゃくちゃムダだと思うんですよね…)それっぽいことをまとめて上司に提出せざるを得ないのです。

で、今期もなんとか捻り出した目標のフィードバックってものが返ってきたのですが…。

時短勤務の中でフルタイムのメンバーと遜色なく働いてくれた、会議で意見やアイデアを出してくれて助かった、でも凡ミスをなくそう

要約するとこんな感じ。


この、凡ミスって、別にどうでもよくないですか?もちろん間違えない方がいいのですけど。
取り返しがつかないミスはもちろんダメです。でもリカバリー出来るミスなら、それってミスにはならないと思うのです。

こちとらどんな悪返球も拾って繋いでるわけですから、小さなミスもおこります。(開き直りかもしれない…)
でも次のターンでチームで連携してリカバリーしたわけですから、いいじゃないですか。声掛け合いながらオッケーオッケー!ここ引き取るよ〜みたいないい感じで次に繋がったんですから。

塩と砂糖を間違える失敗はなかなか難しいかもしれない。
でも考え方を変えてみたらそれもまた生きるかもしれないじゃないですか。
甘辛にする、半量にして具材を足してみる、スープで伸ばすとかとか。(これは苦しいかもしれない…)

子育てで、
叱るときはまずできたことを褒めてから叱ると聞いてくれる確率があがる
って言われていますよね。
わたしも何度か使ったことのある手法なんですが、
これって仕事でも言われてますよね。
部下に指摘するとき、話を聞いて欲しいときは褒めてからみたいな。

あの…じぶんがされてみたらイヤでした(笑)

あ、わたしの上司が本当に言いたかったのは、凡ミスなくせ、って事なんだなと。

先に書いたように、ミスはリカバリーすればいい精神で生きているので、なんかぜんぜん受け入れられませんでした(笑)

文字にして吐き出したらわたしが間違っているんだろうか、と不安な気持ちになってきていますが、
とりあえずこの褒めて落とす作戦、わたしは好きじゃない事がわかったので、
わたしとよく似た娘にはあまり使わない方がいいのかも…と思った出来事でした。

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