我が家のヒット曲
こどもが産まれて、外へ連れ出せるようになってから散歩が日課になった。
でも産まれて数ヶ月の言葉も話せないまだまだ一方通行のコミュニケーションしかとれないこどもとふたり、ただ黙って歩くのもなんだしと歌をよく歌っていた。
周りの人に聞かれるのは恥ずかしいので極々小声で。
いろいろ歌ってみたけど
トトロのさんぽ、ふるさと、チェリー
このあたりが歌のテンポと歩くテンポが合いやすくてよく歌っていた気がする。
成長とともに、毎朝見ているおかあさんといっしょ、みぃつけた、いないいないばあなどのEテレの曲をこどもも歌うようになりほぼ全ての曲を歌えるようになった。そしてレパートリーに加わった。
最近は自転車を漕ぎながら良く歌っている。
振り返るとこれまでに触れてきた音楽はたくさんあるが、幼少期の童謡からはじまり、
小学校中学年くらいからいわゆる歌謡曲ヒット曲の王道を、
もう少し大きくなるとさらに邦楽も洋楽も、ドラマの影響を受けてクラシックとかもあれこれ聞いてきた、
そして40代に差し掛かる頃、たどり着いたのがEテレだ。
とくにおかあさんといっしょの毎月の歌はこどもがまあーー食いつく、食いつく。
心に響く系もあれば、面白い系やワクワク踊り出したくなるものなどバラエティーに富んでいる。
映像もまた良くて、おにいさんおねえさんの踊りや表情も豊か。時々出てくる変顔も好き。
それを見てこどもが変顔覚えたもんな。もちろん踊りも。
アニメーションの時も毎回いろんなテイストで楽しませてもらっている。
と、まあ、この数年はEテレ漬けなので、
当然ふと出てくるのはこれらの曲ばかりだ。
しかしこどもが3歳をむかえた今年、ヒット曲が我が家に逆輸入された。
保育園のお友達の歌う歌を覚えてきたらしく、
先日は鬼滅の刃のアレ。
つよくーなれるー
と歌っていた。おお、ついに!
べーいびーしゃっ!とぅとぅとぅるるる〜
も、やってきた。
これってすごい事だと思う。
見たり聴いたりした歌を、歌詞や音程テンポなど覚えて、あーあの歌だ、とわかるように再現できるようになっていて、それを聞いていたうちの子が覚えたり、教えてもらうというコミュニケーションがとられ、それを家に持ち帰ってきて、わたしに歌って聞かせる。ちゃんとあの歌だとわかる。
すごくないですか!
一方通行だったあの時代からたったの数年しか経っていないのに!
中学生高校生くらいになったら、私が知らない最新曲を
ママ知らないの?ふるーい。
なんて言いいながら教えてくれるんだろうか。
そしたら対抗してママの時代のいい歌を教えよう。
最近は昭和歌謡が若い子に刺さるらしいし。
って、その頃にはそれもまた
ふるーい、と言われるか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?