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しなやかな文化圏をつくりたい 【 音楽×ワークショップ、つくります 】
こんにちは。はじめましての方ははじめまして。
菅野美音と申します。藝大デザイン科におり名前の通り「美」術と「音」楽に関わって生きています、そんな人間です🎨🎹
ただいま最高のメンバーと最高の音楽の場づくりをしておりまして、それを通して見えてきた私の想いがあったのでここに一度まとめようかと。
あなたの今からおおよそ3分を私のnoteにおすそ分けてくださったら、とっても嬉しいなぁと思います。カップラーメンタイマーにでもしてください🍜
しなやかな文化圏をつくりたい
私は、しなやかな文化圏をつくりたい。
私が大事にしているキーワードをざっと書くと、こんな感じです。
人
対話
共創
ノンバーバルコミュニケーション
コミュニケーションアート
アートな場
関係性づくり
普段音楽音楽言ってる菅野ですが、ここにあげた"私が大事にしているキーワード"のなかに一言も"音楽"ということばが入ってないの、面白いですね。笑
というのも、私は
音楽=対話
だと考えているからです。
(音楽に対する近い想いを感じて先日ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の中山真一さん(@ShinNakayama)とお話しした際にも、「音楽とはコミュニケーションアートである」という話題が出たり。)
そもそも私がなんでアートな場に着目をしているのかという余談。
私は0→1よりも1→10が得意です。
というのも、私は0→1(自己表現)の手段が乏しいし、0→1したいという気持ちもなかなかどうして湧いてこないから。
昔から0→1(自己表現)というものが苦手でした。
そんな中で小さい頃から家柄付き合ってきたクラシック音楽は、私にとってとっても大切な表現の手段のひとつだったな、と今になって思います。なぜならそれは0→1ではなく1→10で、私はそれがあったおかげで"誰かの力を借りることでそれに乗せて自己表現をする"という表現の方法を覚えることができたから。
そこで、私のように自己表現が苦手な人がよりよく生きる手段のひとつにアートというものは存在してくれているのではないかなと、ちょっと思ったりします。
アートという代物は、する人がいて 受け取る人がいて 作品に関してのバックグラウンド・文脈があって。その事実はただひとつで変わらないですが その受け取り方や解釈は人それぞれ微妙に、あるいは全く異なる ということが起こり得ますよね。文脈をめぐってその場の人達が想像をめぐらすけれど、人それぞれアウトプットが違う。
それだけでもう既に面白いのですが、それに加えて時間芸術は、もう二度と立ち現れない「今」を体験すること=価値(鑑賞者の受け取る変化)であるという性質が圧倒的におもしろいと私的には思っています。。!
そんな、0→1,1→10にかかわらず「個」が自立できる創造的な環境こそ、アートな場だと思いたいです。
さて、
音楽=対話
だと、先ほど提示しました。
私は、なにも「音楽をする」ということは、「音を奏でること」だけではないと思うのです。
音楽をする人間だけではなく音楽を聴く人間も居ればその人の行為も「音楽」であり、「対話」であり、「共創的な空間」に居り、「自立的な個」である、と。
後述する音楽ワークショップや自分の事業を進めていくうえで実現させたい世界は、人間ひとりひとりのウェルビーイング* が満たされていく世界です。
それには"しなやかさ"を持ちあわせて生きることが必要だと考えています。
私は、芸術をする人たちと一緒にしなやかな文化づくりの革命を起こしたい。
しなやかな文化とは、価値観の押し付けをするのではなく価値観の提案と共有が促進される、変化に柔軟で共創的な社会文化と私の中では定義しています。
この画像をTLで見たことがある方は多いのではないのでしょうか。
全ての人を納得させる難しさ。 pic.twitter.com/KIe5leBft3
— HERBAL 420 JAPAN (@420HERBAL) March 22, 2015
こんな社会って、生きづらいと思いませんか。
こういった弾圧的否定から起こる両者の疲弊って、弾圧する側が「私」しか見えておらず「あなた」が見えていないことから始まる悲劇なのだと思います。
そうではなく、「それは違うと思う」(けど、私は)と、「私」と「あなた」が言葉のうしろに見えて、「私」の自立性を以って主張ができる。お互いの溝に架け橋を両者でつくっていくような、そんなていねいなコミュニケーションの実践* が起こっていったら、なんてクリエイティブな社会だろうと。
そのような社会文化を醸成できる可能性はノンバーバルなコミュニケーションにこそ大いにあるのではないかと私は信じています。
またそういった文化圏を社会に提案することは、その場に関わる人の価値観や感性を広げることにつながり、それは普段の生活の営みにも、仕事にも、対人関係にも生きて来うる ひとりひとりのウェルビーイングをより豊かにするものなのではないかと🌱
現在一緒にワークショップづくりをしている大好きな仲間のゆーのさん(@yunosuketanaka)がおっしゃっててなるほどーーーーー!と思ったのは、
わかりやすく楽しいものってとっつきやすい。それは、とても勇気を出さなくとも楽しめる。でも、本当に人間関係が問われるのって、すごく難しい困難にぶつかったときなんじゃないかな。
ということ。
音楽をするのは、対話をするのは、すごく難しいことです。
ノンバーバルコミュニケーションとはよく言いますが、音楽を受け身で浴びて「よかったです👏」みたいなテンプレート的な謝辞を言うことは至極簡単です。
けれども、「通じ合えた!」と思えるほどの密なノンバーバルコミュニケーションができたり、鑑賞後の"自分ならでは"のアウトプット──たとえば自分の内からことばを紡ぐ、絵を描く、身振りをする、など──ができる前には やはり両者で言葉によるコミュニケーションと文化共有ができていることが前提に在るような気がします。
その言葉によるコミュニケーションのプロセスのなかには、いやなこともあるかもしれません。めんどくさいかもしれません。ぶつかることもあるかもしれません。それでも「知りたい」という意欲のもとコミュニケーションを図れる人というのは、とてもクリエイティブで自立的な、輝いている人なのではないでしょうか。
人と一緒に「音楽をする」ということ ─── バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーションを相互に行き来することで、「わたし」と、あるいは「あなた」との深い結びつきを得られるのではないでしょうか。
(深い結びつきって言葉はいささかチープなのですけれど、適語が思い浮かばない、なんて言ったらいいんだろう、語彙力)
そんな人間くさい、泥臭い人間のありかたを、音楽という空間をお借りして観察してみたいな、なんて思ったりもします。
「それは、違うと思う」
— 田中優之介 / ゆーの (@yunosuketanaka) October 24, 2019
が言える関係って、本当に大切。
マジモンの「わたし」と「あなた」が対話するためには、その言葉が絶対に必要。
「違うと思う」が、否定ではないこと。
「違うと思う」にさらに「違うと思う」を重ねてもいいこと。
こういう議論の土壌が、日本全国の組織にあればいいのに。
今企画しているイベントでは、そういう土壌を作ろうとしているし、その運営5人での議論は先駆者だ。
— 田中優之介 / ゆーの (@yunosuketanaka) October 24, 2019
今回「はじめまして」だった人も、臆せず「違うと思う」って言ってくれる。
そのおかげで、僕たちは今日、これまでとは違う、ちょっと新しい世界を見ることができた。
1人1人が全力投球で個性を発揮するからこそ、
— 田中優之介 / ゆーの (@yunosuketanaka) October 24, 2019
この世に新しいものが生まれる。
極論、人間が生まれ続けるかぎり、進化・イノベーションは止まらない。
僕は、心の底からそう信じているし、
「それは、違うと思う」と言ってくれる人とは、全力投球でお話ししてみたいと思う。
我がチームのおしゃべり番長ゆーのさん。ほんとに言語化がなめらかできれい。最高っす。
こんな社会ができたら、って想像すると、めちゃくちゃワクワクしません?
小さな小さな文化圏、"音楽×ワークショップ"をつくります
しなやかな感性を活かした企画会議。
— 𝐎𝐇𝐎𝐑𝐈 𝐘𝐨𝐬𝐡𝐢𝐡𝐢𝐫𝐨《あと61日》 (@OboeYoshihiro) September 10, 2019
“ことば”のおもしろさ。豊かさ。
なんだこれは...! pic.twitter.com/kRmyW0Jgb4
ワークショップ企画者が忘れてはならない心構え。
— 田中優之介 / ゆーの (@yunosuketanaka) October 24, 2019
「自作自演」
自分で作って、自分で楽しむ。忘れがち。
明日フル授業なのに、こんな時間までmtgしてしまった...。
— 田中優之介 / ゆーの (@yunosuketanaka) October 24, 2019
超楽しい。尊い。ほんと、好き。
「あぁ、そういうことなんです、やりたいのは!」
「あぁ、そういう世界なんです、見たいのは!」
という、思想のどストライクゾーンに160km/hの直球がバンバン投げ込まれてくる。
最高な仲間です。
尊い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!文字数 https://t.co/YLhduRMFfn
— 菅野 美音 | 音楽とデザインのひと (@sgnmio) October 24, 2019
メンバー全員、愛情込めてつくっています。マジで。
毎回のMTGが学びと愛と対話の凝縮された時間で本当に楽しい。幸せ。尊い。
はじめてコアメンバーの3人で顔合わせしたときが高円寺の焼肉屋だったのですが、話が盛り上がるうちに何度肉を焦がしたかわからず「僕たちの時間軸と肉の時間軸が違う」みたいな迷言が生まれたりもしました。(何)
そんなこともありながら育てていった作り手の愛に溢れる音楽ワークショップ、最近2人ジョインしてくれメンバー5人で突っ走り中でございます。もうすぐ情報公開ができそうです。
開催概要だけチラ見せ!
○日時
2019年11月24日(日) 10時00分~17時00分 (9時30分開場)
○場所
東京都品川区
○参加条件
音楽が好きなこと
11/24 10時00分~17時00分のスケジュールは確保してくださいましたか?
上手い下手や経験の有無やいつも持っている肩書きは、この日この場では関係ありません。音楽が好きで来てくれるあなたにとっての実りのある音楽の場を、対話の場を、私達は用意してお待ちしております。詳細公開までもう少しお待ちを!!!
/** ----------10/28追記---------- **/
▼情報公開しました!!!!!!!!!!!!!!!
ワークショップのタイトルは、
「耳が築くなめらかなコミュニケーション」。
ワークショップタイトルを決めるブレストの日には、たぶん一生分の「耳」ってことばを発したと思います。耳が?耳を?耳の?耳で?耳に?耳へ?とか。笑
テーマは“音楽を通じた対話の可能性”で、「耳が築く」ということばにその想いを込めました。
この空間で私たちは、音楽を"対話"として捉えてみたいのです。
みんな、経験や立場がちがうので、この日はたくさんの驚きが生まれるでしょう。
あたりまえだと思っていることが、たくさん剥がれていくと思います。
でも、そういう"対話"を通した「ひと」としてのつながりが、音楽をさらにいいものに育ててくれると私たちは信じています。音楽という"対話"から生まれる、驚きや気付き、発見というものをみんなで抱えて大事にできる優しい"ありのまま"の空間を、どうか私たちと作りにきてくれませんか?
この場を用意する私達も、当日何が起こるかはわかりません。💭
#耳が築く は、音楽を「する」人と「みる」人と一緒に合唱をつくりあげる実験的な対話の場です。
音楽が好きな方、どうぞ「きて」ください。
音楽があんまり得意じゃないなぁって方は、どうぞ「みて」いってください🐥
ワークショップの詳細はこちらから。
*ウェルビーイングについて
ウェルビーイング well-being …(より良く生き、満たされる)
ウェルビーイングというのは、一語で表現する日本語がなく、福祉を訳されることが多いです。
健康、幸福、満足感、快適など訳されます。
良き在り方、良好な状態であり、健康と幸福を包含するような概念と覚えておいてください。
(ぎいぬさんのこちらのnoteより。掲載失礼致します。)
*ていねいなコミュニケーションの実践について
経営戦略論・組織論を研究されている宇田川元一さんの #他者と働く が最高におすすめです。(NewsPicksパブリッシング出版)
難しそう・固そうな本に見えるし、「わかりあえなさ」から始めるって冷たいなぁ、とか一見思っちゃうんですが、書かれていることはとってもあたたかさに溢れているんです。ぜひ、ご一読を。🌱🌱
/** -----さらに追記、前日談・後日談----- **/
#耳が築く で大事にしたい価値観やイメージボードをまとめたnote、実施してみての後日談noteも投稿しましたので追記します。ご覧頂けると幸いです🐤
最近めっきり寒くなってきましたので、みなさん体調にはどうぞお気をつけて。
(かくいう私はずっと風邪気味です😷)
私のこの記事に対するさまざまな人の「それは違うと思う」(けど、私は)が生まれても面白いなと思っています。
まだまだ視座が低すぎるので、いろんな人と思考を深め合っていきたい。はじめましての方もいつもの方もお久しぶりの方も、コメントでもリプでもDMでもお気軽にくださいませ!
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![菅野 美音 / Sugano Mio](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8883837/profile_0257febfd628f6c98a08ac6a9ea5352d.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)