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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#PS1

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART オレンジブラッド CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 re

PlayStation始動と共に【 クライムクラッカーズ 】(PS1)

PS1のロンチタイトルといえば…アガる度に雄叫びを上げるサン電子の奇天烈麻雀ゲーム「麻雀ステーション 麻神」、ワーナーインタラクティブからはモッサリした球体アクションゲーム「TAMA」、そしてハードのポテンシャルを遺憾なく発揮したナムコの名作「リッジレーサー」…。 1994年12月3日、プレイステーション発売と同時に登場した個性的すぎるロンチタイトル達。そんな中、船頭たるソニー(SCE)はどんなゲームを出していたのか。実はPS1を好きと言っておきながら、恥ずかしながら最近ま

復讐の弾丸を撃て 【 THE スナイパー 】(PS1)

全ては復讐のためにそんなシリアスなストーリーの本作「THE スナイパー」は2001年に発売され、SOLとベストメディア開発のシンプル1500シリーズのスナイパーシューティングゲーム。 思えばこの頃、1999年に稼働したアーケードゲームのナムコの「ゴルゴ13」やコナミの「サイレントスコープ」などスナイパーライフルを使ったガンシューティングゲームが盛り上がっていたこともあり、流行りにとにかく敏感なD3パブリッシャーもその流れに乗った形なのかもしれない。 D3弾は特別仕様そんなス

破壊の気持ち良さを考える 【 破壊王 KING of CRUSHER 】(PS1)

抑圧された破壊衝動を解き放て!やはり破壊。ものを壊すゲームは楽しい。007ゴールデンアイでも、敵キャラを倒す以上にドッカンドッカンと木箱からコンピューターまで壊すのがなんだかんだ楽しかった。まさにゲームだからこそ出来る気持ちの良いストレス解消法だ。 そして本作はまさに「破壊」に焦点を当てたゲーム。子供の頃ならこのパッケージのキャッチコピーコピー「サラリーマン、壊しまくり。」にも惹かれて買ってに違いない。そしてパッケージの裏には「究極の『ストレス発散ゲーム』」という売り文句が堂

三次元テトリスは最高【 ジオキューブ 】(PS1)

プレステ版ブロックアウト!本作は真上から四角い筒上のエリアに均等にブロックを敷き詰め層「FACES」を消していくパズルゲーム。プレイステーション初期に発売された本作はまさに三次元のテトリスと言うべき内容のプレイステーション初期のゲームだ。 そしてアーケードやメガドライブなどで登場した『ブロックアウト』とはシステムはまったく同じで本作はタイトルが違うだけだ。(ちなみにアーケード版は本作と同じテクノスジャパン製、メガドラ版はEA製。) テトリスとよく似た形のブロックをX軸Y軸等

みのもんたと奇妙な電話【 クイズ$ミリオネア 】 (PS1)

テレビより難しい?本作は2000年から2007年までフジテレビで放送していたクイズ番組「クイズ$ミリオネア」を疑似体験できるクイズゲーム。今となっては過去の番組となってしまったクイズ$ミリオネア。子供の頃は答えを考えながらワクワクしながら居間のテレビで観ていた…えっもう15年以上前なの‥.怖。 もちろんゲームでも司会はお馴染みの「みのもんた」又番組同様に「ファイナルアンサー?」と聞いてくるし、クイズ中もいろいろとコチラに話しかけてくるぞ。残念ながら問題は読み上げてくれない。

プレステで球ころがし【 TAMA 】(PS1)

あらゆる困難を乗り越えて、行けTAMA!!!昔、箱の中にパチンコ玉を入れて、慎重に転がして坂を上り、橋を渡り、ゴールを目指す立体迷路なる玩具がありました。僕も結構遊んだ記憶がある。本作「TAMA」はそんな玩具をプレステで再現したゲーム。 プレイヤーは迷路状の大地を傾けて主人公である青い球体「たま」をゴールへと導き転がすゲーム。コンセプトとしてはとても面白そうなゲームだ。 だけど時は1994年。本作の発売日は初代PlayStationと同じ12月3日。そんな時代に3Dポリゴン

洋ゲーの洗礼がボンドを襲う【007 トゥモローネバーダイ】 (PS1)

世界はまた、この男に救われる映画「007 トゥモローネバーダイ」我らが英国スパイのジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)とメディア王とが対決する1997年18作目はよくまとままった個人的にはブロスナンボンドの中でも優等生な出来な一本でした。まぁ裏を返せば突出したものがない映画なのですが、本作はそんな映画を題材としたTPS。 ニンテンドー64の名作FPS「ゴールデンアイ007」の後に発売されたゲームという事もあり期待するヒトもいるかもしれないが、本作はゴールデンアイを開発し

小室世界へ…【 小室哲哉 ガボールスクリーン 】 (PS1)

Welcome to the music world of TK小室哲哉氏の曲を聞き始めたのはたしか2008年小室氏が詐欺容疑で逮捕された時期だった気がする。 逮捕されたのをきっかけにテレビでは彼の今までの活躍を見つめ直す番組が幾つも放送され、再度注目されるようになっていた頃だ。 カラオケでは友人がtrfのEZ DO DANCEを歌い、先輩はDJでglobeのFeel Like Danceを流し彼の音楽に触れる事が事件前より格段に多くなった。最初は聞き慣れておらず色眼鏡で彼

SF探偵出動!【 THE 推理 ~IT探偵:18の事件簿~ 】(PS1)

大人気シリーズ第一弾!トムキャットシステム開発の看板タイトルと言えば本作「THE推理」シリーズである。プレイヤーは私立探偵となり殺人事件から宝探し、なんて事はないナゾナゾまで、ありとあらゆる依頼をこなしていく。 探偵と言えば張り込んだり、現場に行って調査をしたり、偶然事件に巻き込まれたりするのが定石だが、なんと本作では推理する場合、探偵事務所から一歩も外へ出ない。そのかわりプレイヤーはパソコンと擬似人格インターフェース(略して擬人)という高性能会話ソフトを駆使し様々な謎に挑

闇き森の果て【 THE サウンドノベル 】 (PS1)

全く期待していなかった 何気なくプレイしてみた。まぁ悪くてもシンプルだしいいか・・・そんな感じに。だけどここまでそんな気持ちを裏切られたのも久しぶりのような気がする「THEサウンドノベル」はそういう作品だった。 本作の本当の作品名はパッケージにも説明書にもなく、ゲーム中に現れる。この作品の本当の作品名はパッケージのような安っぽい名前ではない、本当のタイトルは「闇き森の果て」…この禍々しい名前の方が本作にあっていると思える。 コレだけ書くとどこにでもありそうなサスペンスや、

サイバー地獄【 サイバーウォー 】(PS1)

全ての始まり、もとい諸悪の根源実は僕が初代プレステが大が付くほど好きになったきっかけを作ってくれたのは本作だったりする。PS3とXBOX360そしてWiiがシノギを競い合う当時、PS1を完全に過去の産物のような冷たい見方をしていた僕にPS1の奥深さと味わい深さを教えてくれた作品なのだ。もちろん良くも悪くも。 にしても本作をクリアするまで途方もない時間がかかった。いや、クリア自体は二日でしたのだが。出会ってもうすでに六年は経った気がする。 初めて出会ったあの頃からコイツは名前

シンプル的ロボ戦争【 THE ウォーシミュレーション 】 (PS1)

シンプルシリーズと言う一つの山シンプルシリーズはいつだって「クソゲー」という偏見の目で見られてきた悲しいシリーズだ。しかしその中には「地球防衛軍」のようにダイアモンドのような輝きをもった作品がまだほかにもあるかもしれない・・・。 今回レビューするのは「THEウォーシミュレーション」だ。 これはダイアモンドのような輝きを放つ作品なのだろうか? ちなみに本作は「フロントミッション」によく似ているらしいが私はプレイした事がないのでその作品との比較は今回はしない。 至る所に見える「

前後編の前だけ 【 クアンタムゲートⅠ 悪夢の序章 】 (PS1)

ディストピアの真相は・・・!「クアンタムゲート」の第一印象はいろんな意味で最悪だった。 なにせパッケージには青いハゲがデカデカと印刷されており、見るからにヤバそうな臭いを醸し出しているのだ。だけどやるのがゲーマーの性、そしてプレイしてまんまと裏切られる事になる・・・少しだけ。 内容としてはゲームではなく主に実写映像とCG映像を使った「バーチャルシネマ」らしい。選択肢や惑星基地を移動したりするアドベンチャー要素もあるけれどゲームではないらしい。 ストーリーも自分自身こういった