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SF的映画レビュー

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ネタバレだらけの散文のようなレビューです。 旧作から新作、往年の名作から変なサメ映画までいろいろレビューしていきます。
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#アクション

絶許キアヌ 【 ジョン・ウィック 】(2014)

開けてはならないモノがある。 起こしてはいけないヤツがいる。[注意:本文はネタバレを含みます] 寝る子を起こすような真似はしないほうが良い。特にジョン・ウィックには関わらない方がいい。彼は辞めたのだから。そっとしておいてやろう。 しかしマフィアのボスのバカ息子のアホな行動が、ジョンの逆鱗に直撃。 静かなる怒りがマフィアの刺客たちをスピーディに手際よく殺していく。誰も彼を止められない。コマンドーのメイトリクス大佐や96時間のブライアン並の無限の強さが迸り、犬を、車を、そして

ゾウはどこだ!【 トム・ヤム・クン! 】(2005)

トニー・ジャーの怒りが今爆発する!ゾウを大切にしない愚か者は骨をへし折って、顔面に高速膝蹴りをぶち込んでくれる!とにかく主人公には悲劇だ。ゾウも家族も一気に失った彼の失意は計り知れない。その怒りが彼をこれでもかと強くさせる。 一体なぜあんなに強いのかよくわからないがトニー・ジャーとにかく強い。ボコボコにされても立ち上がる。怒りのパワーだ。 だけれどストーリーは正直微妙だ。よくわからない警察とマフィアの癒着と暗殺。マフィア内でもゴタゴタがあるが正直あんまり意味はない。 とにか

ボンドと大人なドラマ【 007 ワールド・イズ・ノット・イナフ 】(2000)

よくも純粋なボンドの心を弄んだな!?…という冗談はさておいて、本作は悲劇のヒロインかと思いきや絶世のセクシー悪女エレクトラが今回のボンドガールだ。女の恨みは怖いぞ。 敵役の痛覚を失ったテロ男もボンドも彼女を中心に周り弄ばれ、世界の危機へと招いて行く様はなかなか他の007映画とは違ったドラマ重視の大人な雰囲気だ。 こんなタイプの違う二人の悪人に立ち向かうボンドは最初から手負いで最初から失敗となかなかにプライドが傷つけられている。だからか挽回と言わんばかりにエレクトラ警護に頑張

映画:ハードコア (2015) ネタバレ有

​気分はまさしく「俺最強!俺つえー!」 銃、爆発、刀、パルクール、金髪美女、バイク、スナイパー、戦車、おっぱい、SF、ゴア描写と、野郎が好きなもをとにかく詰め込みまくった本作。しかもみんな大好きなゲームジャンルFPS(ファーストパーソンシューティング)視点の画期的な映画だ!ほら!好きでしょ?ねぇ好きだろ!好きに決まってる!…うん。 いやいや凄い嬉しいし好みだけど過多にもほどがあるよ!逆にここまでくると過剰な接待というか、なんというか…。そんな惜しげも無く、次々と出されたらリア

映画:ザ・フォーリーナー 復讐者 (2019)ネタバレ有

ジャッキー・チェンVSピアース・ブロスナン! そんなカードが予告で発表された時は心踊った。そりゃ5代目ジェームズ・ボンドとジャッキーが闘うんだからね!いつもとは違う暗い表情のジャッキーにショーン・コネリーの如きナイスグレーな貫禄を持つオヤジになったブロスナン!そして監督は007を2本も撮ったマーティン・キャンベル!爆発!アクション!いやぁ早く公開しないかなぁ♪待ち遠しいなぁ♪ …いつまで経っても日本で公開されない。おかしい、一流の役者二人も使ってこの間はなんなんだ。海外じゃ

映画:ランペイジ 巨獣大乱闘 (2018) ネタバレ有

ゴリラ最高!!! あの屈強な肉体、澄んだ瞳、清い心。やっぱりゴリラがスクリーンに出るだけでテンションが上がる。そんな我らが愛すべきゴリラ君ジョージが、映画じゃよく壊れる宇宙ステーションから落ちて来た悪の企業の薬品によって巨大化!大親友ロック様は助けるべくして立ち上がる!狼やワニと次から次へと展開していく巨大化の波!狼も殺し屋本舗…傭兵部隊が気の毒になるくらい強い!そしてあらゆる困難にマッスル&友情パワーで解決していくロック様の勇姿には惚れ惚れします。俺も剃ろうかな。 中盤

映画:マンハント (2018) ネタバレ有

​ジョン・ウーが放つ中国製日本映画with福山雅治!なんじゃこりゃあ! 冤罪を晴らすため日本を横断する巨編「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイク!しかも監督はあのジョン・ウー!映画の冒頭から演歌が流れ、主人公の口から流れるあのテーマ。名台詞。一通りリスペクトが済んだらヤクザ皆殺し!二丁拳銃!鳩!スローモーション!二丁拳銃!!!包み隠さず遠慮無しの高純度のジョンウー節は今も昔のまま! それを披露してくれるのがチョウ・ユンファでもトム・クルーズでもなく福山雅治というのが嬉しいじゃないで

映画:ハンターキラー 潜行せよ (2019)ネタバレ有

クーデター!ロシア大統領が捕まった!困った時はお互い様!アメリカ潜水艦が助けちゃうぜ! そんな米潜水艦アーカンソーはロシアへと向かう。と同時に調査のために来ていた米特殊部隊もロシアへと向かう。 次々と出てくる策謀と逆境に寡黙に対応していく艦長がとにかくイカしてますね。狭く暗い潜水艦パートと、カッコよくない訳がないコールオブデューティーのような特殊部隊パートで刻々と状況が変化していき最後までオチがわからないのでかなりハラハラしました。しかも登場人物はプロフェッショナルな人物ばか

映画:L.A.ギャングストーリー (2013)ネタバレ有

許さん!このLAは俺たちが守る!!! 警察はギャングの手に落ちた…買収され、誰も奴らには逆らわない…しかしそんな中でも正義の炎は消えていなかった。金に目がくらまず正しき血潮が流れる彼らの歴史には残らない反撃が始まる! いや、当初は50年代ギャングものでもダークでリアルな雰囲気でやっていくのか、と思ったら外連味たっぷりなハードボイルドでアクションな七人の侍ライクの映画だったとは…いいじゃないのさ! これぞフィルムノアール!と言わんばかりの50年代LAの華やかな雰囲気と極端な暴

映画:バンブルビー (2019) ネタバレ有

これだよ!こういうデザインのトランスフォーマー が見たかったんだよ!(以下用語全てG1アニメ準拠です) 初っ端から怒涛のセイバートロン星の戦いは見ごたえたっぷり。まるで初代アニメ版を見たご褒美のように今回のTFのデザインはどれも初代のアニメ準拠になり知っていれば一発でわかるデザインなのがとても嬉しい。しかもバーゲンセールの如くラチェットから始まり、ホイルジャック、レーザーウェーブに声まで再現されたイカすサウンドウェーブにワクワクしない訳がない。足りないのはメガトロンと政宗一成

映画:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 (2017) ネタバレ有

実写化乱造時代と言ってもおかしくない昨今の邦画事情。節操なく売れ線の漫画を実写化していくやり方はクオリティの落差もあってか映画化されても原作ファンには嬉しくない仕上がりになってしまうこともしばしばだ。そして遂に僕の好きなジョジョまでもこの時代の流れには逆らえず実写化された。ちなみに僕はとてもジョジョ(特に四部)が好きで「ジョジョの実写化も見届けてみせる!」という若干やけくそな気持ちで初日の一番早い時間に見に行った。 もちろんアクの強いキャラクターに、濃い世界観など日本が舞台の

映画:シティーハンター (1993)

「俺の名前は冴羽獠!」 いやいや、あんたジャッキー以外の何者でもないよ! シティーハンターの事はよくわかりませんが、石丸博也の声で喋る冴羽獠が本来ならあり得ないのは知っています。 そんでもって本作はもう頭を抱えるくらいコテコテのSEを使いまくったコメディアクションと雑なストーリー、そして漫画的表現でジャッキー・チェンといういろんな意味で濃すぎる一品。 漫画原作映画としてはアレかもしれませんが、ジャッキー映画としてはなかなか見所が多く、サービスたっぷりにジャッキーアクションを堪