映画:シティーハンター (1993)
「俺の名前は冴羽獠!」
いやいや、あんたジャッキー以外の何者でもないよ!
シティーハンターの事はよくわかりませんが、石丸博也の声で喋る冴羽獠が本来ならあり得ないのは知っています。
そんでもって本作はもう頭を抱えるくらいコテコテのSEを使いまくったコメディアクションと雑なストーリー、そして漫画的表現でジャッキー・チェンといういろんな意味で濃すぎる一品。
漫画原作映画としてはアレかもしれませんが、ジャッキー映画としてはなかなか見所が多く、サービスたっぷりにジャッキーアクションを堪能できます。
序盤のスケボーアクションは圧巻ですし、ブルース・リーとの共闘もなんだか感慨深いものを感じます、後藤久美子のアクションもなかなかです、女刑事とのダンスをしながら敵を一掃したりと見所満載。そして多節カリスティック装備のボスとの一騎打ちのシーンは椅子、トンファー、棒と武器を変えながらのコミカル死闘は見応えしかありません。いや、面白い!
もちろん見所は中ボスとのストⅡコスプレバトルです。一体全体意味がわかりませんがとにかくチュンリーに扮したジャッキーの活躍はたまりませんね!ありがとう!
ただクールなトランプ男の見所がもうちょっと欲しかったところ、ジャッキーとのからみがないのが寂しいなぁ。
あと後藤久美子が倒した敵が落ちて人の形をした穴になるという今は絶対に見ない表現に笑ってしまいました。ちなみにこの映画を小学生の頃テレビをつけたらやっていたのですが、悪党がブラックジャックに勝ったら人質を殺すという残酷なシーンで当時は恐怖して最後まで見られませんでしたが、まさか全編がこんなおかしな作品だとは思いませんでしたね。
変な作品でしたが「ジャッキー映画のお子様ランチ」的な感じで僕は大満足でしたよ。
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