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基本の前に

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
基本とは、「判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと」と辞書などに記載があります。
 
ワタシの場合、基本というと、相撲の基本と言われる「四股」、「摺足」、「てっぽう」を思い浮かべてしまうのですが笑

ただ、とある相撲経験のある方に伺ったところ、まずはケガをしない柔らかい身体を作る事が基本だとおっしゃっていました。

なので、相撲部屋に入門して最初にする事は「股割り」と呼ばれる開脚前屈による身体改造だそうです。

更に、もうひとつは「蹲踞」が基本とも伺った事があります。
こちらは、しゃがんでいるだけに見えますが、しっかりと股を割り、背筋を伸ばすことで、身体の均衡、重心を体の中心に置いて姿勢を正すことで、下半身の安定が増すそうです。

蹲踞の姿勢をとることは、普段の生活でゆがんだ身体のバランスを回復させる力もある様ですね。
 
さて、もうひとつの基本についても。

投資の基本です。

こちらは、東証マネ部によると「長期」「積立」「分散」が投資の三大原則と紹介されています。
長い時間を継続して投資すること、一度の多額の投資をするのではなく少額でも継続して投資すること、さらに日本の市場だけではなく、先進国や新興国にも分散投資すること、といったところなのだと思います。

これらを実現させるには、個別の株式投資では不可能だと思いますので、その実現にあたっては投資信託への投資が最適なのだと思います。
最近では、オルカンに代表されるインデックス型の投資信託への投資かと思います。

この投資の基本の考え方ですが、損失回避、マイナスになる可能性を可能な限り排除していく事を目指していると言えます。
 
短期間で大きな利益を上げるには、多額の資金による一括投資を行う方が利益を享受できる可能性があるのかも知れません。

“人生100年”と言われていますので、若いうちから投資の基本に則り、投資を実践して行けば間違いなく資産形成されると思いますが、資産を貯めることが目標ではないはずです。

ある年齢になれば、その資金を取り崩さなければなりませんので、その取り崩す時期の市場環境によっては、資産が目減りしている可能性もあります。
 
更に、資産を分散投資していたとしても、世界市場は時として、大きな下落に見舞われる可能性があります。

ワタシの大好きなカン・チュンドさんのブログには「40数年で9回の『弱気相場』を経験している世界株式への投資は、立派にハイリスクです」とあります。

そうなんです。

直接、個別の株式投資を行っていなくても、オルカンのようなインデックス型の投資信託に投資を行ってリスク分散しているように思っていても、カン・チュンドさんがおっしゃる様に、大きなマイナスを必ず経験することになります。

その時に、狼狽して投資信託を解約する事のない様に、そう、ケガをしないように柔軟な身体を作るのと同じように、心掛けておく必要があります。
 
そしてその心がけには、毎日5分でも構わないので、日経新聞などが提供しているVoicyなどの無料音声媒体などで、世界の情勢を知っておくことも重要なのかなぁと思います。

本日の1曲は、松山千春さんの「大空と大地の中で」です。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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