「問題解決力」・・その前に・・・
世の中で必要なものの中に
「問題解決力」というものがありますが
ちょっと違う気がしてきている昨今です。
結論からうと、「問題解決力」の前に
「問題認知力」とか「問題整理力」とか「問題判断力」が
足らないように感じることがあります。
これは自分に対してもいえますが、
問題をどう把握するかによって解決力は異なるわけです。
こんなことがありました。
あるトラブルが起きました。
基本的にトラブルというものは、いろんな事象が組み合わさっています。
その組み合わさり方は、あるものは時系列ですし、あるものは別の事象だったりします。これらの組み合わせで、トラブルになり得た事象が生まれるわけです。
当然、トラブルを解決したいわけですが、
出来上がった事象だけをみているといろんな議論が出てくるわけですよ。
このいろんな議論が出てくる中で、整理をしないまま進行してしまうと、
なんかよくわからん空気のままに「じゃあ、次回」みたいな
あと送りの状態になるわけです。
今の時代、間違いやトラブルは「頻繁に起きやすいもの」です。
そんな時代に、「じゃあ次回」というような曖昧な時間感覚では
間違いなく遅れてしまいます。
間違いやトラブルを、どう素早く改善するかがポイントです。
先ほども言いましたが、やはり事象は複雑に出来上がっています。
これらを因数分解することでポイントを抑え、ひとつひとつ解決、
いや、改善していくことが求められていると思います。
冒頭の話に戻りますが、この因数分解ができないと
問題解決力は発揮すらできないと思っています。
この因数分解する力が
「問題認知力」とか「問題整理力」とか「問題判断力」だと
思うわけです。
いやいやちょっと待って。今話しているのはこの部分の話で、
今出た意見はこの部分ではどうしようもない話だよね?
こういった、客観視をしながら分解できる能力が本当に必要だと思います。
ありがたいことにIAというものを学んできたからか、
情報を常に整理するくせがついていて、因数分解しがちなんです。
いつのまにか、会議でMCをしてしまうことも多々あります。
・・・とこんなことをしているもんですから、
よく、「問題解決力が高い」と評価いただくことがあるのですが、
そんなことはなく、
どちらかというと「問題認知力」とか「問題整理力」とか「問題判断力」なんだよなぁと思うんです。
もしかしたら、いろんなことに冷めているのかもしれません。
だから客観的に見ることによって、問題を整理できているのかも・・・。
いやぁ・・・そう考えると割と嫌なやつだなぁと自分で思いますが、
おかげさんで・・・という気持ちもありますわぃ。