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阪清和が発表したミュージカルに関する劇評をまとめました。ジャニーズ関連のミュージカルはここには収容しません。音楽劇を入れるかどうかは作品ごとに判断します。
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2018年12月の記事一覧
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朝夏まなとという太陽オーラの持ち主を主人公に得たことが、公演の序盤にして既に成功の予感を感じさせている大きな要因…★劇評★【舞台=オン・ユア・フィート!(2018)】
クラシックやポップスをベースにしたミュージカルと違って、ラテンミュージックをベースとしたミュージカルの場合、2007年以降大成功を収めている「イン・ザ・ハイツ」などでもそうだったように、主人公そして主要キャストにどれだけキレのある歌やダンスが披露出来て、どれだけたぎるようなパッションが出せる人を起用できるかが勝負の分かれ目になるが、キューバ出身の歌姫グロリア・エステファンと夫でプロデューサーのエミリオ・エステファンの波乱に満ちた半生をつづったミュージカル「オン・ユア・フィー
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描き出される感情はすべてが生々しく新鮮…★劇評★【ミュージカル=スリル・ミー 松下洸平・柿澤勇人ペアバージョン(2018)】
人は誰でも心の中に闇を持っているものだ。それは普段は見えないように隠されていても、若気の至りのような簡単な刺激で飛び出してしまうこともあるし、ましてや共依存のような関係の相手がいた場合、互いの闇が共鳴し合い、スパークしてしまえば、世の中を震撼させる社会の闇ともなり得る。米国で100年近く前に実際に起きた凄惨な事件で逮捕された2人の若者の関係性に絞って演劇というかたちで提示することで、裁判でもあぶりだせなかった事件の全貌と彼らを狂気に至らしめたものの正体を暴き出すミュージカル
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ミステリアスな物語展開をエンターテインメント性たっぷりに描き出すカンパニーとしての充実ぶりがあふれる仕上がり…★劇評★【ミュージカル=SUNDAY(2018)】
日常の中に現れたふとした裂け目から異世界に迷い込んだ主人公が、本当の自分、そして人生の本当の意味に気付く…。そんな現代的なドラマツゥルギーの源流とも言えるアガサ・クリスティの小説「春にして君を離れ」が世界で初めてミュージカル化された。アガサがメアリ・ウェストマコットという別のペンネームを創り出してまで書きたかったミステリー以外の作品群の中でも出色の作品が、数々のオリジナルミュージカルを生み出している日本の音楽座ミュージカルによってミュージカル「SUNDAY」に生まれ変わった
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