多文化はチカラなり!自分らしく活躍する職場~セブン銀行の海外事業部~
セブン銀行は「誰もが活躍できる社会づくり」を重点課題のひとつとして掲げています。
性別・年齢・国籍等を問わず活躍できる機会を創出することで、生産性が向上し、人々の豊かな生活と社会の継続的な発展につながると考えているのです。
今回の記事では、インドネシアのATMiからセブン銀行グローバルビジネス事業部に出向して活躍しているユシ スクマヤンダと、同部のメンバーである大城、バービーの3名に、対談をしてもらいました!
D&Iって最近よく聞くけど実際どうなの?セブン銀行の海外事業ってなにやってるの?・・・など色々お話ししてもらいましたので、ぜひご覧ください!
D&Iって?実際のところどうなの?
―D&I(ダイバーシティー&インクルージョン)は直訳で多様性と包摂性。
多様な人財がお互いを尊重し合い、組織を活性化して成果につなげている状態のことを指します。
最近では、Equity(公平性)やBelonging(帰属性)を加えて「DEIB」と呼ばれることも増えました。
みなさんはまさにD&Iを体現している感じですが、D&Iという言葉は知っていましたか?普段から意識されていますか?
ユシ スクマヤンダ(以下ユシ):実は、日本に来るまではD&Iという言葉をあまり聞いたことがありませんでした。
でも、セブン銀行で働き始めて約半年が経ち、D&Iの重要性を肌で感じるようになりました。
セブン銀行では、多様な国や文化をもつ社員が一つのチームとして協力して働いていて、その過程でそれぞれの視点や価値観が尊重されています。
たとえば、私はイスラム教徒で、昼間と午後3時にお祈りの時間がありますが、チームはその時間をしっかり尊重してくださって、私が近くのモスクでお祈りを行えるよう配慮してくれます。
こういったサポートのおかげで、安心して仕事に取組むことが出来ています。
私のようにチャンスを与えられたら安心して働けるように、様々な場面で配慮してくれます。
ジョヴァーバービー(以下バービー):セブン銀行に入社して以来、D&Iは業務の一部として自然に根付いてきましたが、特にユシさんと一緒に仕事をすることで、その価値をより深く理解できるようになりました。
異なる文化や背景を持つ同僚と一緒に働くことで、自身の視野が広がり、普段は気付かない視点にも目を向けることができるようになりました。
D&Iがあることで、お互いの違いを受入れ、そして文化の違いを乗越え、共通の目標に向けて大きな力を発揮できていると感じています。
大城 幹洋(以下大城):私もD&Iという言葉だけは知っていましたが、D&Iの詳細までは知らなかったですね。
二人が話したように、相手を思いやり、歩み寄った結果、自然とD&Iの取組みができているのだと感じています。
セブン銀行の海外事業を担うグローバルビジネス事業部とは?
―ところでユシさんはATMiで財務、会計、税務、人事、総務の業務をされていたと伺いました。セブン銀行では普段どのような業務を担当しているのですか?
ユシ:セブン銀行では、2024年5月に設立したマレーシアのATM運営オフィスの立上げに携わっています。
バックオフィス(人事および一般管理)業務の構築サポートを主に行っています。
―グローバルビジネス事業部の雰囲気はいかがですか?
バービー:とてもオープンな雰囲気です。
私はセブン銀行歴が長いのですが、以前よりコミュニケーションを取ってお互いを理解すること、助け合うこと、パフォーマンスを最大化することの重要性を感じています。
大城:私は以前法務関連の部門にいたので、ルールに基づいて仕事をしていましたが、今はゴールを重視しています。
そこに至るまでの過程は、それぞれのメンバーがやりやすい方法で良いのだと考えるようになりました。
多国籍のメンバーに囲まれ、当初は戸惑うこともありましたが、コミュニケーションを工夫しお互いに理解し合って働く重要性を感じています。
ー国籍などバックグラウンドが異なる人がそれぞれ活躍している部署かと思いますが、仕事を進める上で意識していることはありますか?
ユシ:インドネシアから日本に来たばかりの頃は、文化や仕事の進め方に違いがあって、新しい環境に適応するのに少し戸惑うこともありました。
でも、チームメンバーのサポートによって、徐々に慣れていくことができました。
また、私の日本語レベルに合わせたコミュニケーションを心掛けてくれる姿勢も、とてもありがたく感じています。
お互いの文化や背景を理解し合うことが、チームで仕事をする上でとても大切だと思います。
バービー:異なる文化背景を持つ同僚と働く際は、その人の背景や価値観を理解することが大事だと感じます。
最初はユシさんとのコミュニケーションに少し時間がかかることもありましたが、お互いのペースを尊重しながら進めていくことで、スムーズに仕事ができるようになりました。
こうした相互理解が、チームの力を引出すポイントだと思います。
大城:少し対社外の話もすると、私の担当業務は子会社管理・サポート、なのですが、「“管理”や“上下”ではなく、子会社に対してどんなサポートできるか」を考えて、踏み込んで業務を行うようになりました。
部長からもよく言われており、常に気を付けています。
―社内にも社外にも、相手をよく理解し歩み寄りながら業務をされていることがよく分かりました!
逆に、セブン銀行で働くうえでハードルになったことや困ったことはありましたか?
ユシ:とにかく日本語が難しいです!
けど、みんな助けてくれています。
実は毎週日本語で行うミーティングがあるのですが、メンバーが内容を説明してくれます。
大城:もちろん英語でのミーティングも多いのですが、セブン銀行側の部内定例ミーティングは日本語で行うものもあります。
仕事のディテールを伝えるときに、どうしても日本語の方が早く正確に表現できることがあるためです。
ゆっくり話したり、その場でフォローしたり出来ないものもあるので、後からでも必ず説明は行うようにしています。
私自身、英語がスムーズに出てこないこともありますが、スマートじゃなくてもいい!という気持ちで、紙に書いたり、翻訳ツールを活用したり、身振り手振りで伝えたりしながらどうにか言語の壁を突破していっています。
毎日が新鮮で楽しいと感じています!
バービー:社内研修や規程、社内ルールなども英語で説明したり、ドキュメント化したりとフォローを行いました。
とはいえユシさんも毎日日本語の勉強を行っているので、やさしい日本語は分かるようになってきています。
―日本語は複雑ですよね…
ここでも相手の立場にたってよく理解し、歩み寄っていることがよく分かりました!
これまでユシさんがセブン銀行に出向されてから、具体的に印象に残っているエピソードはありますか?
ユシ:マレーシアのATM運営オフィス構築サポートでは、ATMiでの経験を活かすことができました。
人事および一般管理部門の方針と手続き、従業員採用プロセスの策定を一から行いました。
また、会計手続き(財務諸表、キャッシュフロー、連結パッケージ、監査)についても支援を行いました。
それ以外にも、ライセンスを含むその他の管理業務や、他のマレーシアチームのフォロー等、全般的にフォローを行いました。
バービー:マレーシアチームとのプロジェクトでは、ユシさんのインドネシアの金融に関する知識が大いに役立ち、プロジェクトの進行において欠かせない存在となりました。
お互いに助け合いながら国境を乗越えてスムーズにプロジェクトへの支援を進めています。
こうした協力体制こそが、ダイバーシティの力を示す好事例だと感じています。
ユシ:プライベートでも印象に残る出来事がたくさんできました。
私は猫が好きで、バービーさんに猫カフェへ連れて行ってもらいました。
また、日本でなにか困ったことがあったら相談できるようにと、インドネシア人の友人も紹介してもらい、一緒に食事をしました。
バービー:ユシさんは最初ずっと切符を使っていて大変そうだったので、一緒に定期券を買いに行ったりもしましたね(笑)
大城:初日はドーミー(居住地)周辺のお店などを、バービーさんが午後いっぱい使って案内していましたね。
また、出社初日は家まで迎えに行って、一緒に出社してもらったりもしていました!
ユシ:他部との交流もあり、お家に招いてもらってたこ焼きパーティーもしました!
その社員は海外出張を経験してから英語を勉強しており、私と話すことで勉強になっていると言ってくれました。
他にも他部の色々な社員とランチをしながらざっくばらんに会話をしたりもしています。
D&Iとはお互いを理解し歩み寄ること
―最後に一言お願いします!
ユシ:違う国、文化の中での業務は私を成長させてくれていると感じています。
大城:当社にはいろいろな人がいます。
国籍だけではなく、これまでの経験職種なども全く異なります。
そのようなバックグラウンドが色々異なる中で、チームで業務を遂行していくことは難しいけど面白いです。
普段からまずは相手を理解すること、そして歩み寄ることが重要だと考え仕事を進めていますが、そのような取組みこそまさにD&Iであり、それを体現できているのだと思います。
バービー:企業文化、異なる価値観を理解し合って、目標達成のために協力するのがD&Iだと考えています。
毎日が刺激的で、自分の成長にもつながっていると感じています。
D&Iをやろうと意識しているのではなく、相手への思いやりからの行動が自然にD&Iの取組みとなっているのが印象的でした!
まずは自分と異なる考えや価値観をよく理解し、信頼関係を構築することで組織としてもパワーアップできているようでしたね。
少しでもセブン銀行の雰囲気が伝われば嬉しいです!