Q.なぜ、書くのか?
質問をいただきました。
黒夢(クロム)@俳号さん、ありがとうございます。
「なぜ書くのか」について、一ミリも考えたことがなかったので、がんばって言語化してみました。
1.書くことが人生を前進させてくれるから
まず、「書くことでが人生を前進させてくれるから」です。
そもそも、ぼくは「書くこと」は人生の中での優先順位はわりと下の方なんですよね。
人の相談にのることや、生きづらさの支援みたいなことを10年以上やってきました。そのため、教育、福祉、カウンセリングのあたりが専門だと自負しています。
ただ、書くことを日常に添えてきたことで、人生が前進しているのは間違いなく言えます。
個人の情報発信の伴走支援をするパーソナル編集者としてお仕事をさせてもらってるのも、noteで書くことをこつこつと続けてきたからです。
それから、ぼくは書くことが持つセルフコーチングのような力を信じています。
頭の中で考えていることを目の前に文字として書き出してみると、自分の思考や感情を客観視することにつながります。このあたりはネットで「ジャーナリング」と調べるとよくわかるかと思います。
3年間ほど、生きづらさを抱える子どもを1対1で支援する仕事をしていました。
その中でアンガーマネジメントという、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングをやっていた経験があります。
子どもたちには「毎日、怒ってしまったことと、うれしかったことの記録を書こう」とアドバイスをしていました。
そして「アドバイスしているのに、自分がやらないのもよくないな」と思い、それ以来ぼくもA4の真っ白の紙に手書きで書き殴るのを習慣にしているんですが、思考がすっきりと整理されるのでメンタルヘルスにとてもいいんですよね。
そんな感じで、書くことを日常に添えて人生を歩くことで、ぐんと前に進めている気がしています。
2.祖父母のように、一生続けたい趣味だから
次の理由は、「一生続けたい趣味だから」です。
ぼくの祖父母は、毎日日記を書く人でした。
祖父はぼくが中学生のころ亡くなってしまいましたが、祖母は90歳を超えても健在で毎日書き続けています。40年以上、毎日続けているそうです。
ちいさいころ、毎週末祖父母の家に行っていました。
夕方、テレビで笑点が始まると、老眼鏡をかけて、分厚い日記帳を取り出し、のそのそとこたつに座ってその日あったことを書く。そんな祖父母の姿を、ものごころついたときからずっと見ていました。
祖父母のように、表現を楽しむ趣味が人生にあるのは豊かですよね。そういう人にあこがれます。
楽器を演奏したり、写真を撮ったり、絵を描いたり。ぼくにとって書くことは、そういう趣味とあまり変わり無いような気もします。
死ぬまで続けたい趣味だと思います。
けっこう悩みましたが、こんな感じですね!