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荒波に傷つきおりしわれの帆のほつれ縫いたるたれか在らんや

【こころの処方箋 ココトバブレンド】

荒波に傷つきおりしわれの帆の
ほつれ縫いたるたれか在らんや

現代の、

とりわけ、今の時代を生き抜いてゆくことは、

まさに、荒波を小舟で漂うごとくであり、

帆も傷つき破れていくようである。

小舟の進路が、時代に妥協せぬなら、

傷口も大きくなる、

そんな航海を、しばし、

しのぎ波穏やかな港で、

ゆっくりと停泊したいものである。

そんな港で、傷つき破れた帆を

縫い合わせてくれる女性は

だれか居ないものだろうか。。。。

ただ、冬の港にはカモメだけが鳴いている。

せき せつお

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