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【母を偲ぶ】■寂しさに耐えられなくて母想ふ     紫陽花の露 赤き涙よ

【母を偲ぶ】

■寂しさに耐えられなくて母想ふ
       紫陽花の露 赤き涙よ

「母の日」に亡き母を偲んだ。

六月は亡き母の月命日です。

あの夜、しとしとと雨が降っており、

庭の紫陽花の花に雨の雫が

じんわりと落ちていた。

最近、歳を重ねるほど

亡き母の夢を見る。

雨に濡れた紫陽花の花を見ると、

優しかった母が甦るのである。

嗚呼、赤き涙よ。

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