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#14 2023年のせともの祭をしっかり楽しもう!!

 瀬戸市の最も大きなイベントと言えば「せともの祭」です。今回は2023年の「第92回せともの祭」の楽しみ方や注意点を書いてみます。

 せともの祭は毎年9月の第2土曜日と日曜日です。ちなみに今年(令和5年)は9月9日土曜と10日日曜日となります。せともの祭の始まりについては以前に書きました。

 昨年はまだコロナの影響が残っている中、その対策をしながらの3年ぶり(2回中止になった)のせともの祭復活でした。大廉売市のテントも例年より間をあけ、そのため出店数も制限があったりと出店している私たちも窮屈な部分がありました。今回はコロナ対策という意味では制限がない、以前のせともの祭が戻ってきます。ただし、空白期間の中で様々な変更点もあります。

 コロナ前と変わったもので大きいのが時間です。今年は土曜日が9時〜18時、日曜日が9時〜17時30分までとなります。
 終了の時間が以前より早くなっています。土曜日は花火を見ながらゆっくりと買い物して…を楽しみにされていた方は残念かも。前回から、花火打ち上げは土曜日の18時30分から(雨天は日曜日に順延)になっています。以前の時間をかけてののんびりした打ち上げではなく、15分で集中してあげられるので迫力は段違いです(去年の個人的印象ね)。花火が終わると駅も道も大混雑になりますので要注意。

花火の時間はこんな感じの混雑(2019撮影)
花火より帰りを優先という手もありです。

 いつもせともの祭を飾っていた「せともの人形」はなくなりました。
 せともの人形とは菊人形の職人さんによって作られるせとものの衣装を身にまとった等身大の人形です。湯呑の蓋を着物につけて……説明しにくいので画像で。

せともの人形 加藤民吉

 題材はその年の大河ドラマのシーンだったり、歌舞伎の演目だったりでした。昔は廉売市の会場の数カ所に飾られ、子どもだった私たちはそれを周るのが楽しみのひとつでした。近年は駅前施設パルティせと内の1ヶ所になっていました。
 コロナで中止になった年に「アマビエ」が、翌年に民吉生誕250年で「加藤民吉像」が作られたのが最後。菊人形の職人さんが高齢で引退され、せともの人形も引退となりました。アマビエと民吉は展示場所を変えながら保存されています。またどこかで会うことができます(今どこかは…すいません)。

 瀬戸蔵では4階で「第3回 魅せる瀬戸焼テーブルコーディネートコンテスト」の入賞作品6点が展示されます。これはコロナ禍で家の食卓が再注目される中始まったコンテスト。器は瀬戸焼限定です。大廉売市での器選びの参考にぜひ(必ずしも同じ器が売っているというわけではないですが)。
 その他にも、ご当地ヒーローの「陶神オリバー」ショーとか(本格的なヒーローショーです!)、いろいろなイベントいっぱいです。
 詳しくは下記を参考に(お祭り全体のプログラムのダウンロードあり)。

  せともの祭で一番皆さんが楽しみにされているのが大廉売市と思います。瀬戸川沿いにずーーっと並ぶテント。安く買えるというのも魅力ですが、さまざまな器を手にとって売り手と話をして選ぶというのは実に楽しいと思います。気に入った一品に巡り合うのも、掘り出し物を見つけるのも、陶器好きにはたまらないですね。瀬戸以外の出店者も多いので手作り品、量産品、も様々。とにかく陶器がいっぱいです。
 瀬戸蔵には地元の中学生たちの店もあるのでぜひご覧下さい。
 大廉売市。冒頭に書いた通り、終了時間が変わりました。その点は要注意です。

 ここからせともの祭と大廉売市をより楽しむためのポイントをいくつか。

 まずは駅近くに総合案内所があるので、全体の地図とうちわをまずゲットしましょう!
 器は手にとって選ぶのが大事と思っています。でも日射しにさらされて熱くなっていることもあるので要注意。
 交通機関は名鉄瀬戸線終点の尾張瀬戸駅を降りれば、即会場です。車の方は小中学校などのグランドなどが臨時駐車場になりますが、どこも帰りは坂を歩いて上がることになります(これは瀬戸の地形上仕方がないのですが)。
 食事はなかなか入れる飲食店が少ないのが難点。お祭りの屋台の味を楽しむか…。あと、会場西端の瀬戸焼そばコーナーはどうでしょう。人気で午後には売り切れも多いのですが、早めの時間なら瀬戸のB級グルメも楽しめますよ。
 休憩は駅前パルティせと5階や瀬戸蔵に設置の休憩所が多少涼しくていいかも。
 気に入った器があるけど、他も見て決めたくなりがち……。後では売り切れちゃってたり、同じようなテントが並ぶので、どこのお店か分からなくなっちゃうこともあります……決断も大切ですよ。

うちのお店です(2019)

 最後にちょっと宣伝…。当店(加藤兆之助商店)は瀬戸川沿いの瀬戸信用金庫栄町支店前に出店します。信用金庫は駐車場が休憩所に、支店内は藤井聡太竜王名人関連の展示が行われています。それがうちの目印です。

このあたりでお待ちしております!

 内緒ですが実はせともの祭で一番楽しい場所は……出店しているテントの中と思います。だって、2日間で何万人という陶器好きの人に出会って、せとものの話を出来るんですよ!こんな楽しいことないです。気軽に声かけてくださいね~!


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