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雨がやんだら、

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

とてもとても有名な小説の冒頭文だけれど、なんだか正反対のようで
近いような気分だ。

長い長い梅雨が明けると盛夏であった。


まさか、ここまで梅雨が続くと思わなかったし、この時期にこんなに感染が広がるとも思っていなかった。

一年前とも、数ヶ月前とも
想像していたのとだいぶ違う8月がやってくる。


残念ながらあまりいろんなところには行けないだろう。

会いたい人にも会えない夏。

応援に明け暮れる夏でもなくなった。

でもきっと、初めての忘れない夏になるのではという気がする。

どう残していこうか、一日一日を
大切に迎えていきたいとおもう。


画像はCecilie Bansenからお借りしました。

この写真が、なんとなくこれからの夏にぴったりの気がしたので。




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