7. 細心の注意を払った生産者さんとの打ち合わせ
「ピクニックシート」を商品化すると決まったら、材料となるデニムの選定がスタート!お世話になったのは、広島県福山市の篠原テキスタイルさん。いつも暖かく気さくに迎え入れてくれた篠原さんですが、そんな篠原さんの工場を訪問するとき、メンバーが意識していたことについて、お話しします。
「せとかわデニムプロジェクト」とは、瀬戸内かわいい部とEVERY DENIM(現ITONAMI)のコラボではじまった商品開発プロジェクト。2019年春〜2020年春、1年間の活動を通じて「瀬戸内デニムピクニックシート」という商品を作り上げました。
「“かわいい“という観点からデニムを見つめ直し、倉庫に眠るB反を活用して新しい商品を作る」という旗のもとメンバーを募集し、ゼロからはじまったこのプロジェクトがどのように歩みを進めてきたのか…?
このnoteではその1年間の軌跡を綴っています(目次はこちら)
第4章 アイデアの具現化
7. 細心の注意を払った生産者さんとの打ち合わせ
ピクニックシートを商品化する、と決まってから、生地の提供を受ける篠原テキスタイルの篠原由起さんと初めて打ち合わせをし、B反を見せてもらいました。
篠原さんとのやり取りは岡山在住のなつきさん・なつみさんがメインで行いましたが、工場さんとの打ち合わせはもちろん初めてで、どうしたらいいか分からないことだらけ。だからこそ、とにかく失礼にならないようにと、気を付けたことがあります。
まず、打ち合わせ前に、当日の議題をあらかじめメンバーで議論しておくこと。打ち合わせ時に篠原さんにお願いしたいこととスケジュール、プロジェクトメンバーの希望や懸念点を話せるように準備をしておきました。また、分からないことは分からない、と素直に言うこと。でも、ただ分からないと言うだけでは篠原さんも困ってしまうので、「こうしたい、そのためにはどうしたらいいか?」と協力を仰ぐようにしていました。そして、打ち合わせの中でどうしてもすぐに意見ができないことがあれば、その場で適当に返事をしたりせず、一旦持ち帰ってメンバー内で議論した上で、早急にお返事するようにしていました。
先方の連絡が取りやすい手段でのやり取りも心掛けました。最初はメールでアポイントを取り、直接訪問していましたが、メールを打つのがお手間と気付いてから、プロジェクトの後半では電話でのやり取りが増えています。
なつきさん
“いろいろ気を付けたことはありますが、他人行儀ではなく接することが何より大事なのかなと思います。年齢が近いので同世代トークをしたり、お子さんのお話をしたり、家が近かったので近所の話をしたり・・・トラックですれ違ったこともあります。私の夫が同業界で働いていることもあり、横のつながりで協力する、という考えも持ってくださっていたのかもしれません。1時間ミーティングの予定が3時間、世間話ばかりしていたこともあって、「お仕事」という感じでなく接していただきました。”
注)篠原テキスタイルさんにてB反を選ぶなつみさん、なつきさん。
篠原由起さんにはいつも温かく迎え入れていただきました。
今日のまとめ
・生産者さんとの打ち合わせの際は、事前にアジェンダを作り、相談したいことやこちらの希望を整理しておいた
・分からないことは分からないと伝え、プロの意見や知識を伺った
・相手に合わせた連絡手段を使って、やりとりをスムーズにした
・地域を盛り上げる同志として、一歩踏み込んで話をした
生地が決まったら、次の議題は「どんなデザインとするか」。「ピクニックシート」と言っても、メンバーが頭に思い描いていたデザインは様々でした。次のnoteでは、喧々諤々の意見が飛び交った「商品デザイン」のことをお話します。
こうしたプロセスを経て進んできた、わたしたちの1年間の歩み。2021年には、せとかわデニムプロジェクトSeason2がスタートします!
これまでに築いた繋がりや可能性を手に新たな一歩を踏み出した先で、今度はどんな景色と出会えるのか。期待に胸が高鳴ります!
プロジェクトの過程や最新情報はHPやSNSでおしらせしてまいります。新たなラインナップや、これを読んでくださっているあなたにも加わってほしい新企画を準備していますので、よければぜひチェックしてみてくださいね。
◆せとかわデニムプロジェクト公式サイト
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