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(コラム#2)会ってみなくちゃ始まらない

16人のプロジェクトメンバーでの活動が開始し、どんな商品を作るかのアイデア出しを始めたことについて綴った前回の記事、いかがでしたでしょうか。
実はこの時、運営メンバーが人知れず涙を流す出来事がありました。プロジェクトが始まった頃の裏話について、瀬戸内かわいい部 部長のやすかさんと、せとかわデニムプロジェクト プロジェクトリーダーのみなみさんにお話を伺います。

コラム2

みなみさん
“今だから言えることですが、実はプロジェクトメンバーが集まってから2週間で、もう続けられないんじゃないか、空中分解してしまうんじゃないかと感じた出来事がありました。メンバーの一人が、「オンラインのコミュニケーションの限界を感じる」という趣旨の厳しい長文メッセージを投稿してくれたんです。
メンバーそれぞれの熱量が大きく、様々な思いを持っていたので、運営メンバー以上に商品のターゲットや「売る」ということを考えてくれていました。でも「まずはアイデアを広げたい」「“他の誰か”じゃなくて“わたし”が欲しいもの・やってみたいことを考えてみてほしい」という運営メンバーの思いをなかなか浸透させられなくて・・・。”

やすかさん
“何かを伝えても、言葉が宙に浮いてしまい、かみ合っていない、手ごたえがない感じでした。そもそも会ったこともない人たちなので、言葉の背景にある真意を想像するのが難しかったです。いただいたメッセージの文字は読めるけど、その言葉を発してくださった方を「実在する一人の人」としてリアルに感じられないというか・・・。うまくいかなくて、涙してしまったこともあります。

そこで、オンラインの文章だけでは伝わらないのなら、と
参加メンバーに直接会いに行くことにしたんです。

岡山の運営メンバーが岡山の参加メンバーに、東京の運営メンバーが東京の参加メンバーに。運営の誰かが、必ずメンバーに会うことにしました。当時長野に住んでいたメンバーが電車の乗り換えで岡山駅を利用した際、駅で30分だけ会ったこともあります。”

みなみさん
“直接会うと、体温を感じることができました。安心感が、全然違うというか・・・。オンライン上では長いメッセージがくると身構えたこともありましたが、会って話をすると、それが愛情ゆえ、真剣だからこその意見だったということが分かりました。”

やすかさん
“会って話したことは、プロジェクトとは関係ない普段の日常の話など、半分以上は雑談でしたが、それがよかったと思います。その人の素、パーソナリティを共有するのが大事。なんでこういう発想をしていたのか、その背景を知ることで、それぞれのメンバーが出してくれたアイデアについて真剣に考えよう!とより一層思えました。
文字のやり取りではなく、人間対人間の関係として、しっかりしたコミュニケーションが取れた瞬間でした。”

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注)当時長野に住んでいたまみこさんと、部長のやすかさん、
島田さんが初めてお会いした際の写真


次回は、30個以上ものアイデアの中から、ピクニックシートを商品化すると決めるまでの過程や思いについて、お話します。

こうしたプロセスを経て進んできた、わたしたちの1年間の歩み。2021年には、せとかわデニムプロジェクトSeason2がスタートします!
これまでに築いた繋がりや可能性を手に新たな一歩を踏み出した先で、今度はどんな景色と出会えるのか。期待に胸が高鳴ります!

プロジェクトの過程や最新情報はHPやSNSでおしらせしてまいります。新たなラインナップや、これを読んでくださっているあなたにも加わってほしい新企画を準備していますので、よければぜひチェックしてみてくださいね。
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