27. オンラインでピクニックを実現 ③大団円で迎えたフィナーレ
今日は、入念に準備を進めた「せとかわデニム⑧まるはちリレーピクニック」当日のお話です。ゲストやメンバーのトークの内容など、大団円で迎えたフィナーレ当日の様子について、お話します。
「せとかわデニムプロジェクト」とは、瀬戸内かわいい部とEVERY DENIM(現ITONAMI)のコラボではじまった商品開発プロジェクト。2019年春〜2020年春、1年間の活動を通じて「瀬戸内デニムピクニックシート」という商品を作り上げました。
「“かわいい“という観点からデニムを見つめ直し、倉庫に眠るB反を活用して新しい商品を作る」という旗のもとメンバーを募集し、ゼロからはじまったこのプロジェクトがどのように歩みを進めてきたのか…?
このnoteではその1年間の軌跡を綴っています(目次はこちら)
28. オンラインでピクニックを実現
③大団円で迎えたフィナーレ
配信当日、メンバーはそれぞれの場所で瀬戸内デニムピクニックシートを敷き、思い思いの装飾を施して配信に臨みました。出演してくださったゲストの方々も、各地の場所から参加してくださいました。
注)それぞれの家や庭でピクニックのセッティングをして配信
▼当日のアーカイブ動画はこちら
前半(10:00 オープニング〜瀬戸内おとりよせピクニック おやつ編)
後半(16:00 この一年を振り返って〜プロジェクトメンバー座談会)
当日配信したプログラムは、次の通りです。
・インディゴ染め体験 / この一年を振り返って(EVERY DENIM 島田舜介さん)
デニムのB反を使った商品開発のお声がけをくださったEVERY DENIMの島田舜介さん。デニムの加工技術や地域の生産者さんについて細やかに教えてくださり、1年間プロジェクトを支えてくれました。
やすかさんが倉敷市児島のDENIM HOSTEL floatに訪れ、デニムの染料であるインディゴで好きなアイテムを藍色に染める「インディゴ染め体験」を行いながら、2人の出会いからの1年を振り返る対談をさせていただきました。
インディゴ染め体験は、せとかわデニムプロジェクトが始まる前に実施した初のコラボ企画。そして、配信場所のDENIM HOSTEL floatは、喧嘩寸前の夏合宿も、ターニングポイントとなったお披露目会も、KSB瀬戸内海放送さんの取材も行われた、いつも私たちの「集合場所」となった思い出深い場所です。いつもどんな時も私たちの背中を押してくださり、私たちの夢を形にしてくださった島田さんに、メンバー全員で感謝の気持ちを伝えさせていただきました。
・リモート工場見学と瀬戸内デニムピクニックシートの舞台裏(篠原テキスタイル 篠原由起さん)
デニムの生地を提供してくれた篠原テキスタイルの篠原由起さんは、広島県福山市から参加していただきました。「リモート工場見学と瀬戸内デニムピクニックシートの舞台裏」と題して、デニムが織られて生地になり、加工されピクニックシートとなるまでの製作の裏側や、日本のデニム加工の歴史や技術についてもお話いただきました。「メンバーのみなさんの熱い思いが印象的で、ぜひ一緒にやりたいと思った」と振り返ってくださり、照れくさい気持ちになったのを覚えています。
・Guest Talk ~作り手の言葉~(DENIM HOSTEL float立ち上げスタッフ 松田彩花さん)
約150枚の瀬戸内デニムピクニックシートの縫製をお一人で担当してくださった、DENIM HOSTEL float立ち上げスタッフの松田彩花さん。セルビッチデニムの魅力を詰め込んだ「花曇りの海」のデザインは、松田さんのご提案から出来上がりました。私たちの無茶ぶりを楽しかったと振り返ってくれる優しさに、何度も救われました。
・Guest Talk ~自分の手で作るということ~(_____にまつわるエトセトラ 池上慶行さん、三宅康太さん)
せとかわデニムプロジェクトの立ち上げに立ち合い、プレイベントであるインディゴ染め体験などもサポートしてくださった池上慶行さん。新たに三宅康太さんとともに「_____にまつわるエトセトラ」でアウトドア企画に取り組んでおり、木々が美しい美作市の上山から参加してくださいました。アウトドアにおけるデニムピクニックシートの活用についてもお話し、ピクニックシートの可能性の広がりを感じました。
・岡山ピクニッククラブがおくる ときめく!ピクニック作戦会議(岡山ピクニッククラブ田上超規さん)
瀬戸内デニムピクニックに共感してくれた岡山ピクニッククラブの田上超規さん。岡山城・石山公園エリアの公共空間活用に取り組む「岡山ピクニッククラブ」さんと、視聴者さんと一緒にピクニックアイデアを考えました。瀬戸内でピクニックをするのが当たり前になる、新しい文化を一緒に作れる未来が楽しみになりました。
・おとりよせピクニック~ランチ編~/おとりよせピクニック~おやつ編~(せとかわデニムプロジェクトメンバー)
ランチとおやつの時間に行った「おとりよせピクニック」では、瀬戸内の美味しくてかわいいお取り寄せを紹介しながら、参加者さんにもZOOMに入室いただきました。瀬戸内でのピクニックを味わっていただけたとともに、全国の応援してくれた方と会話ができたのは、オンラインだからこそ。
他にも、短時間ですが、マルシェ出店者さんの紹介動画を流したり、出演いただいたりもしました。
配信トラブルもありましたが何とか乗り切り無事に8時間完走。最後にはメンバーが集まりプロジェクトに参加した1年を振り返っての思いを語りました。その軌跡は、ここまでこのnoteでみなさんが読んでくれた通りです。
多くの方に支えられ大団円を迎えたフィナーレでしたが、せとかわデニムプロジェクトはこれで終わりではありません。オンラインライブ配信の最後には、「2021年の春こそ、瀬戸内デニムピクニックシートを持ち寄りみんなで集まり、最高の“瀬戸内デニムピクニック”を開催したい」と活動の継続を宣言しました。
せとかわデニムプロジェクトは、当初1年間の期間限定プロジェクトとして立ち上がったものです。でもその1年間で、当初思い描いていたよりもずっと多くの方との繋がりができたこと、プロジェクト開始前は知らなかった地域の魅力や可能性に気づけたことで、「もっとその先の景色が見てみたい」と思い、継続を決意しました。
新しい冒険の地図を広げ、最後はエンドロールと共に笑顔でお別れ。オンラインでしたが、見たかった景色を見られた気がしました。
今日のまとめ
・メンバー、ゲストともに、全国各地からZOOMに繋いでオンラインでピクニックを行った
・ピクニックシートの開発秘話や、様々な活用アイデア、瀬戸内の美味しいお取り寄せなど、盛りだくさんの8時間を無事完走した
・最後には、活動の継続を宣言した
せとかわプロジェクトの歩みについてはここで一区切り。次回のnoteから「第9章 プロジェクトの裏側」に進みます。次は、せとかわデニムプロジェクトというコミュニティを運営するにあたって工夫したことについて、お話します。
こうしたプロセスを経て進んできた、わたしたちの1年間の歩み。2021年には、せとかわデニムプロジェクトSeason2がスタートします!
これまでに築いた繋がりや可能性を手に新たな一歩を踏み出した先で、今度はどんな景色と出会えるのか。期待に胸が高鳴ります!
プロジェクトの過程や最新情報はHPやSNSでおしらせしてまいります。新たなラインナップや、これを読んでくださっているあなたにも加わってほしい新企画を準備していますので、よければぜひチェックしてみてくださいね。
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