【本】ふたりの証拠、第三の嘘(2022年1月30日)
こ、これは続編を読んだほうがいいと私は思うよ、長谷川さん・・・。でも、40代を過ぎてからでもいいのかな・・・。
「バーナード嬢曰く。」で長谷川さんが断固拒否したあの続編。アゴタ・クリストフの「悪童日記」とその続編的存在の「ふたりの証拠」「第三の嘘」。
小説読みではないので今まで読んでこなかったけど、友人二人に勧められたので読むことに。「悪童日記」はなんだかぴんと来ず、中高生が好きな感じの話だな、と思ったら、「ふたりの証拠」の途中で思わぬ展開に声が出てしまった(駅のホーム深夜11時半)。これは確かに意味が変わってくるから、続編を読んでしまうと最初に読んだ素直な読後感を「悪童日記」に対して持つことはできなくなる。
それでもやっぱり続編があってこそじゃないかなあ、と個人的に思うと同時に、もし自分が高校生や大学生、20代のキラキラした年代なら、と想像すると、長谷川さんの主張にもうなずける。汚れちまった悲しみに、というか・・・。
「第三の嘘」を読み終わる直前で、「マーキュリー・ファー」を観劇したので、世界観が少しシンクロする感じもしつつ、頭がボーっとしております。