音楽を聴きながら考える夫婦関係
Janne Da Arcというグループをご存知でしょうか。2000年代初頭に人気だった記憶があり、学生時代に注目されていました。
Janne Da Arc といえば「男女模様」を描いた曲が多いので、私のような人間にとっては、地球の裏側の話題であるように遠い存在ではあるのですが「曲」や「音」が最高なんですよね。細かく調べるのが面倒なので記憶のままに書きますが、Janne Da Arc の曲の歌詞は、女性の視点から男女模様を描くものが多いとか、なぜなら、未練がましい男性の感じよりも、女性の視点の方が聞きやすいからというような話をどこかで読んだような聞いたような覚えがあります。
因みに先述の通り、私は人に対する関心が薄すぎるので、Janne Da Arcのメンバーのことはよく知りませんし、ライブに行ったこともありません。曲だけを無限リピートする電子人間です。
私はアップテンポな曲…というよりも、高速な曲だったり、メロディアスな曲が好きで、Janne Da Arc は一時期幅広く聴いていました。当時はまだ、TSUTAYAとかでアルバムを借りてきて通しで聴く文化がありましたね。アルバム一枚が一つの物語のような、50分や60分のアルバムを聴くと、小旅行にでも出たような「ちょっと異世界に行ってきた」感がするんですよ。曲の順番とかも色々考えると、その世界観を構成している要素なのかなとか考えたり、このアルバムのコンセプトってこんなのかなとか、そんな話を知人としたり、それこそ、2ちゃんねるの掲示板で盛り上がったりしているのを見たりして、楽しんでいたように思います。
聴き入ったアーティストは、このほか、ミスチル、ラルクアンシエル、BUMP OF CHICKEN、X-JAPAN、T.M.Revolution、UVERworld、GLAY、MISIA、昭和末期から平成にかけてのB面的なサザン、部分的には、くるり、Def Tech、スピッツ、小柳ゆき、矢井田瞳、など幅広く聴きました。ここでも私の性格が出ているのが、決して複数が歌うアイドルなどの曲にはハマらないということ。学校嫌悪がよく表れています。労役を追ってからは、GALNERYUS、陰陽座、STARSETにハマりました。
ヒット曲をシングルで聴くのではなく、数年前に出たアルバムを聴いたり、あるアーティストのアルバムを全部借りてきて一気に聴いてみたり、テーマについてああでもないこうでもないって、喫茶店で友人と話したり、なんか、そういう「なんでもない思索の時間」が貴重でした。私は自身が変わり者なのでやはり友達も変わり者で、生きる意味とか、人間についてとか、科学についてとか、そういうことばかり言っている人に囲まれていました。
Janne Da Arc の曲をいくつか紹介します。何かが迫ってくるような緊迫した感じと、流れるがままに何かが変わっていくような高揚感、なんとも言えない「好きな世界観」が詰まった曲なんですよね。
疾走感のある曲で、正直言って、今の今まで歌詞がどんなものか意識していませんでした。男女関係の話なんですね。これから大きな変化が起こりそうだ…ドキドキ…ソワソワ…みたいな、夕方の羽田空港から飛び立つ前の空港行きのリムジンに乗っているような、そんな落ち着かないけれど、どこか楽しみなような、不安なような、足取りが早まってくるような感じにさせてくれる曲です。
Janne Da Arc の曲ってとにかくイントロが素晴らしいんです。メロディアスなイントロが好きなんです。この曲もイントロが無限に繰り返されるくらいの感じに捉えていましたが、とてもいい歌詞ですね。私にとってのNEO VENUSは妻。新しい人生をスタートさせ、光を与えてくれた永遠のVENUSです。歌詞の通り歴史を作っていきたいですね、ずっと一緒に。
塾が忙しくて遊んでいる暇なんてないよという感じの友達が、カラオケでこの曲を楽しそうに歌っていたのを思い出します。快晴の空を駆け抜けていくようなメロディですが、歌詞を見ると、寂しいお話なんですね。いかに私が歌詞を無視しているかがわかります。
アニメの主題歌っぽい真っ直ぐな曲。これを聴いた子供たちが永遠にこの気持ちでいられるように、村社会や労働は撲滅するべきなんですよと、神が私に語りかけています。私を照らすShiningRayはなんでしょう。まだまだ探している途中です。
これだけの爽やかソングを出しておきながら、私が最も好きな曲はこれなんです。毒素満載の沼地から沸き起こる不気味な電子音に脳内が洗浄される曲。歌詞が全部英語なのも好みなんですが、結局はこういう「ブラックジョーク」的なものに惹かれるのが私なんだなあと思いますね。
暗雲立ち込める2000年代中盤の2005年にリリースされた曲で、明るいんですが、刹那主義と快楽と苦悩の交差点のような歌詞が時勢を象徴している感じですね。表現が素直でちょっと微笑む一曲。こうやって素直に自分のポジティブもネガティブも出せるって、いいですね。
イントロが美しい。明るさの押し付けって感じじゃなくて、内発的な高揚感を駆り立てる曲調と歌詞で構成されているのが好きなポイントです。メッセージではなく、第三者が観察するような、語りかけるような、ちょっと離れたアングルから誰かの物語を見ているかのような「アナザーストーリー」っていうアルバムのタイトルに似合う曲です。
これが In the story と同じアルバムに収録されているのだから面白いです。リリースは2003年ですが、この時点で「組織の歯車、僕もアンドロイド」っていう言葉が使われているのが、ちょっと笑ってしまうポイントです。こういう、ふざけた感じで風刺する曲って大好きなんですよ。
In Silence のハイスピード版のような印象です。当時全盛期だったネット掲示板のことをテーマにしていると言われていますが、この曲が収録されているアルバムは、この時代に問題になった社会の闇の部分を描いたものが多いですね。
上で紹介した「OASIS」の歌詞にもあるんですが、 マザーブレイン っていう言葉が何を意味するのか、色々な説がありますが、ずっと考えているテーマの一つです。母の脳、思考の起源…などと勝手に解釈していますが、生まれ持ったコントロールできない何かを指すのかな?という暫定結論に至ります。
以上、何のまとまりもない単なるJanne Da Arcについて語る記事でした。こういう感じで、他のアーティストについても書いていこうかなと思っています。
余談ですが、無事に合格していました。年末にTOEIC、春に応用情報技術者試験、秋に行政書士試験を受験しようと思います。