世田谷のDINKs(幸福な子なし夫婦)

大学生の妻と一緒に毎日穏やかに過ごしています。社会不適合者→幼小中高大帰宅部→情報系→…

世田谷のDINKs(幸福な子なし夫婦)

大学生の妻と一緒に毎日穏やかに過ごしています。社会不適合者→幼小中高大帰宅部→情報系→無職→労働者→DINKs。常識、団体行動、世間体に適合できなかった人間がコロナ社会を機に人生を抜本的に見直し。趣味は街の散策、交通、家事全般、IT・AI。

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妻に働かずにいてもらう理由

自分たちをDINKsと名乗っている私達、当初はそのとおりでしたが、今は私だけが仕事に出ています。 1.妻の日常では妻は何をしているのかといいますと、毎日散策に出たり、私の買い物や趣味活動を代わりにやったりしてくれています。英会話やプログラミングなど、将来のための勉強もしており、若い時にやりたい勉強があったにも関わらず大学に通えなかったので、今、通信制の大学(心理学・法学系)に通っています。 妻は責任感が強いので、自分だけ働かずにいることについて当初はとても気にしていました

    • 「子なし」についてのDINKs夫の考え

      「子なし」の生き方について色々と調べている妻が、読んだ記事や書き込みなどを知らせてくれることがあり、それをベースに、選択肢や生き方について夫婦で雑談することがあります。その中で、昨日思ったのが以下のことです。 念のため断っておくと、不妊治療に取り組んでいる人の苦しみや苦労、お気持ちを否定するものではありませんが、もし不快に思われた方がいらっしゃったら、そのときはごめんなさい。 思ったこと→子供を持つか持たないかについての「親」サイドの議論ばかりが先行しており、肝心の「子供

      • 箱根のバーホテルに泊まる<後編>

        夫婦で箱根のバーに泊まる旅行シリーズ。今回が最終回です。今回は翌朝の滞在を振り返ります。これまでのレポートは以下の通り。 昨日は25時過ぎまで飲んでいたので、朝はゆっくり起きました。もう一度お風呂に入ろうかと思ったのですが、ゆっくり寝すぎたので、そのまま朝食へ。朝食はメインメニューとビュッフェスタイルです。昨日はすでに暗い時間に到着したので、周囲の景色がはっきり見えたのは二日目の朝になってからでした。 客室からの景色はこんな感じ。昨日は雷雨のち曇りでしたが、この日は快晴。

        • 箱根のバーホテルに泊まる<中編>

          前回の記事の続きです。バーに泊まるホテルという面白いホテルを見つけ、妻の誕生日祝に箱根にやってきた私達。バーテンダーさんの親切な心遣い、面白い話が絶えない夕食タイムを堪能し、お部屋でちょっと休憩した後に、次のポイントに向かいます。 素泊まりで予約ましたが、ディナーコースの空きがあり、運良くバーホテル内で夕食を取ることができたという話は前回の記事で書きましたが、この日は「貸し切りスパ」も空きがあるということで、予約してみました。時間は21時前、早速行ってみましょう。 露天風

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        • 夫婦関係
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        • シンプルな幸せ
          9本
        • DINKsという選択肢
          30本
        • 学校・労働害悪論
          12本
        • 妻の日記
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        • 妻への感謝
          6本

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          箱根のバーホテルに泊まる<前編>

          妻の誕生日のお祝いに「barに泊まる」がコンセプトの「bar hotel箱根香山」に行ってきました。お酒を家で飲むのが好きな私たち夫婦。おうち居酒屋のようなことは年中やっていますが、お酒を楽しむためにどこかに出かけるのも良いねと考えている中、まだ箱根に行ったことがない妻が見つけてくれたホテルがこちらでした。 コンセプトがbarという、なんとも素敵なホテル。チェックアウトも14時と長めの滞在が可能で、ゆっくり「お酒」「食事」「景色」「お風呂」を楽しむことができます。妻との記念

          箱根のバーホテルに泊まる<前編>

          DINKs子なし夫婦が平日夜に劇団四季「ライオンキング」を観に行った話

          妻に誘われて劇団四季「ライオンキング」を観に行ってきました。以下、私の芸術に関する非常に低いスペックをご紹介します。 そもそもライオンキングがどんな話なのか知らない ミュージカルを観に行ったことは、おそらく過去にない 芸術鑑賞は29歳時点で高校や大学で関わった以外はほぼ参加経験がない アニメ、テレビドラマ、映画などの「物語」にほとんど触れたことがない ジブリなどの国民的作品、少年漫画/アニメなどをほとんど観たことがない こんな感じです。普通の人が夢中になるものにこ

          DINKs子なし夫婦が平日夜に劇団四季「ライオンキング」を観に行った話

          社会不適合者が痛感する「つくる」ことの大切さ

          とても面白い記事を拝見したのでNoteを書きたくなりました。記事はリンクの通りなので、ぜひお読みください。 人間が大人になっても「勉強」観をアップデートできていないことは日常生活で痛感するところです。特に就職してからは、何か勉強していると話すと「それって仕事の役に立つの?」という質問を嫌というほどされます。読書でさえも、ビジネスに役立つかどうかの文脈で語られることが多く、単純に、知らないことを知る楽しさという意味での「勉強」は、どこかに葬られてしまったのだろうかと感じざるを

          社会不適合者が痛感する「つくる」ことの大切さ

          嫌う暇があったら好きを増やす

          先月の話題の一つだった自民党総裁選。看板の気合いが入っていたりネットを活用したりと、都知事選もそうだったが、斬新なやり方が面白いと思った。 政治的思想は持っておらず「DINKSに市民権が与えられ続けられればOK」程度のスタンスなので、特段誰かを応援したり、誰かを忌避したりということはないのだが、社会の反応を見ると、政治思想が強い人は多く、その中でも、自身の思想・主義主張と異なるものを非難する言説が多く見られ、とりわけそれはXなどのSNSで頻出していることがわかる。 政治思

          嫌う暇があったら好きを増やす

          労働から解放された世界をイメージできるか

          ベーシックインカムでみんなが働かなくなったら、マクドナルドのような外食サービスが破綻してしまう!無理やりにでも働かなければならない制度は必要だ! という意見を見かけた。 ベーシックインカムが施行されると、社会に必要なサービスが成立しなくなるという主張を見かけた。たとえば外食産業などに誰も従事しなくなると、外食産業が廃業してしまうというようなものだ。みんながやりたくないような仕事を我慢してやっているからこそ、社会は成立しているのであって、それを廃止する仕組みは社会そのものを

          労働から解放された世界をイメージできるか

          50年後も変わりたくないこと

          約10年前からずっと読んでいるブログがある。最近は更新頻度が下がってしまったものの、毎週月曜日に更新されていて、出勤後にチェックするのが日課になっていたブログだ。 「働いたら負け」という冗談みたいな言葉が流行したネット黎明期に中学生くらいだった私は、労働が害であることを感じさせる多くの文章や情報に触れてきた。就職活動なんていうものが流行りだしたころには、すっかり「組織の奴隷なんて不幸そのもの。やりがい搾取に洗脳されたらおしまいだ」くらいに、「みんなで何かに向かって努力する」

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          家事分担という概念は存在しない

          それは本当に「やりたいこと」なの? 私が妻に何千回も言ってきた言葉です。同じ言葉を何度も繰り返す意味では、もはやモラルハラスメントなのではないかというレベルにこれを繰り返し伝えています。 妻はこれまでご紹介の通り、本当に素直で真面目で正義感があって、かつ、妻日記のどこかにも書いた通り、親や親族や地域の期待から「身を粉にして」働くことを余儀なくされてきました。 結婚後に妻は退職し、今は働いていません。学生です。これまで一切の休みなく学生と労働者を続けてきて疲れているので、

          家事分担という概念は存在しない

          友達に「お前」と呼ばれたことがない

          先日、妻とあるドキュメントを見ていた時に、大学生の男性数人が仲良しグループでドライブ旅行をする場面が出てきた。その男性グループに、番組スタッフが何を話しているのかを聞くと、そのグループ内の一人が気になっている女性にどうアプローチすればよいかを、みんなで相談していたらしい。いわゆる「恋愛話」で同性仲良しグループが盛り上がっている場面である。 こういうグループが地元には多いと妻は言う。同性だけで集まって旅行したりドライブに行ったり、バーベキューなどのアウトドアを楽しんだりするこ

          友達に「お前」と呼ばれたことがない

          労働は義務と罪悪感の交差点

          人間は本当によく他人のことを観察しているなあ… 労働していると日々感心するのが上記である。私たち夫婦はよく「私達って本当に人に興味がないんだろうね」と話す。それは悪い意味で他人に無関心ということではなく、人の悪いところを見つけて一喜一憂したり、自分に影響がない他人の言動が気になったりすることがないという意味だ。特に私は、芸能人など有名人の結婚や私生活なんかにもまったく興味がない。スポーツはほとんど観戦しないものの、スポーツ選手のパーソナリティ的なものにもほとんど関心がない。

          労働は義務と罪悪感の交差点

          ゲームでノスタルジーに浸る(妻日記)

          今までやってきたゲームをただただ書く。 昔からゲームが好きだ。特に任天堂関連。今だに好きなソフトが出ると発売日に買っている。基本的に一人でやり込めるものが好きな私のゲーム遍歴をつらつらと書いてみる。本当にだらだらと思い出しながら書いているだけのものなので、お好きな方だけご覧ください。 ポケモンのBGMを聴きながらどうぞ。 1.ゲームとの出会い ゲームと出会ったのは小学生の時。友達の家で「スーパーマリオワールド」をスーパーファミコンでやったのが初めてだった。 なにこれ

          ゲームでノスタルジーに浸る(妻日記)

          「静かな退職」問題から考える「子なし」と「脱労働」

          1.静かな退職 静かな退職という言葉を知った。「仕事への熱意を持たず、必要最低限の業務のみをこなす働き方のこと」らしい。色々とメリット・デメリットなどが記事で言及されているが、個人的には「普通に必要なことをして帰宅することの何が悪いのか」と感じるのみである。けれども、少なくとも日本においては、会社労働をしている人の多くが「静かな退職」に肯定的な感情を持っていないだろうと思われる。 以前の転職面接で、自己実現欲求の優先順位は高いながらも、他人や組織に影響を与えたり、評価さ

          「静かな退職」問題から考える「子なし」と「脱労働」

          いつもニコニコしているDINKs夫婦が考える少子化

          子供をほしがらない社会の原因は何だろう。これを夫婦で考えることがとても多い中、興味深い記事に出会った。 先日、電車の中で、幼稚園から小学校くらいの子供二人が、母親と祖母に連れられて出かけていたようで、車内で兄弟同士が喧嘩を始めた。ちょっとした小競り合いだったが、次第に大きな声を出すようになり、かなり車内に響いていた。こういう時に、親に向けられる周囲の視線が冷たい。個人的には、子供は理性を抑えられないのは仕方ないし、別にイライラするようなことかな?くらいに思っている。妻は地方

          いつもニコニコしているDINKs夫婦が考える少子化