見出し画像

猫好き以外にもおすすめしたい猫尽くしの鉄道

今日は和歌山県某所で取材があり、それが想定より早く終わったので、和歌山電鐵貴志川線に乗ってみることにしました。猫の駅長で有名になったローカル私鉄で、現在は2代目のニタマ駅長が終点の貴志駅に出勤しているはずです。

和歌山駅の地下道。この階段を上れば貴志川線のホームです。

この線はユニークな電車がいろいろ走っていますが、私が乗ったのは「たま電車ミュージアム号」でした。

黒を基調とした外観。
側面は猫尽くしです。
車内も猫がいっぱい。シートも華やかで、観光列車のようです。
床にまで猫が!

平日ながら車内はなかなか盛況でした。猫駅長が話題になってから15年以上が経ちますが、今も根強い人気を誇っているようです。

和歌山から30分あまりで喜志に到着。ニタマ駅長は駅長室?でゴロゴロしていました。

駅長室の向こう側は売店で、多彩なグッズが販売されています。
猫耳の間に「TAMA」の文字が入った駅舎。
今は亡き初代たま駅長の写真に囲まれた時刻表。
ホーム上にあるたま大明神。関係者の皆さんにとってはまさに神のような存在だったのでしょう。

駅構内では英語や中国語が飛び交っていました。観光資源の少ないこのあたりの地域に外国人観光客が集まってくるわけですから、猫駅長の集客力は凄いものです。

今はもう、ローカル私鉄があの手この手で集客を図ることは珍しくなくなりました。それが各地の活性化に結びついているわけですから、その先駆けであるこの鉄道の功績は計り知れないように思われます。車両や設備の老朽化など今後もいろいろと課題は出てくるでしょうが、いつまでもユニークな施策で世界の人々を引きつけてほしいものです。

帰りはおかでんチャギントン電車でした。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集