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兄弟4人の中で自分だけ損をしていること

私は小学生の頃、自動車での移動が苦手でした。原因は車酔いで、鉄道は平気なのにバスやタクシーだと気分が悪くなっていたのです(両親はともに運転免許を持っておらず、マイカーはありませんでした)。そのため、自動車で長距離移動をする際には酔い止め薬が欠かせませんでした。

ところが、弟たちは車酔いとは無縁でした。おそらく体質の問題でしょう。大人になってからわかったことですが、弟たちは普通に酒が飲めるのに、私はほとんど飲めません。兄弟でも体質がまったく異なることはあるのです。

そこでふと気になって酒の強さと乗り物酔いについてネットで調べてみましたが、やはり関連性はありませんでした。私1人だけ体質が違うのは偶然のようです。

それはさておき、30年あまりが経過して自分の子が大きくなってくると、2人とも乗り物酔いの症状を訴えるようになりました。私と違って鉄道でも酔ってしまうようです。酔い止め薬を持たずに新幹線に乗ったときは、暇潰しのために持ってきた本やゲーム機もまったく機能せず、およそ2時間にわたってボーッとするしかありませんでした。

ネットで調べたところ、乗り物酔いは遺伝的要因が大きいとのことでした。それで我が家の子どもたちは私の体質を受け継いでしまったようです。

乗り物酔いしやすい体質であることには何のメリットもなく、ただ損なだけです。兄弟4人の中で私だけがそんな体質になってしまったのは残念ですが、今更どうしようもありません。子どもたちも私と同じように、薬でごまかしつつさらなる成長を待つしかなさそうです。

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