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ソーシャルゲーム業界って本当に不景気なの?赤字企業続出の裏側をのぞいてみよう
かつては市場を席巻し、たくさんの企業を大金持ちにしたソーシャルゲーム業界。でも最近、なんだか元気がないみたいなんです。
gumi、Aiming、アカツキといった、昔は業界を引っ張っていた企業まで赤字になっちゃったりして、「ソーシャルゲームって不景気なの?」って声も聞こえてきます。
そこで今回は、企業事例に加えて、数字も交えながら、ソーシャルゲーム業界の現状を徹底的に分析!その裏側にある原因や、これからのことを、一緒に見ていきましょう。
華やかだった時代から…ソーシャルゲーム業界のこれまで
ソーシャルゲームは、ガラケー時代にちょこっと顔を出して、スマホが普及するにつれて、バーン!と大ブレイクしました。
手軽に遊べること、基本プレイは無料で、気に入ったら課金するっていうスタイルが、たくさんの人に受け入れられたんですね。
例えば、2010年代前半には、数々のソーシャルゲームが月間数百万人のアクティブユーザーを獲得し、市場規模は数百億円規模にまで急成長しました。
市場が大きくなるにつれて、ライバルが増え、ユーザーの好みも分かれてきて…。昔のやり方じゃ、うまくいかなくなっているんです。いま業界全体が大きな曲がり角を迎えています。
赤字企業が続々…具体的な例を見てみよう
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最近のソーシャルゲーム業界では、こんな感じで、赤字を出している企業が目立っています。
クルーズのゲーム事業売却
前は色々なヒット作を作っていたクルーズも、2023年にゲーム事業を売っちゃいました。最盛期には複数のタイトルで数十億円規模の売上を上げていた時期もありましたが、近年は収益が落ち込んでいました。
これは、市場の変化についていけなくなって、儲けが減ってしまったのが原因みたいです。スクウェア・エニックスの業績不振
有名なゲーム会社、スクウェア・エニックスも、最近はちょっと苦労しているみたい。開発費が高くなったり、新しいゲームが思ったほど売れなかったりして、業績予想を修正せざるを得なくなっています。
例えば、ある大型タイトルの開発費が数百億円規模に達したにもかかわらず、期待されたほどの収益を上げられなかったという事例もあります。カヤックの自社タイトルサービス終了
ちょっと変わったゲームを作ることで知られるカヤックも、ユーザーの取り合いが激しくなったり、好みが変わったりで、自分たちのゲームのサービスを終わらせることに…。gumi、Aiming、アカツキの赤字
前はソーシャルゲーム業界を引っ張っていたgumi、Aiming、アカツキも、近年は赤字。新しいゲームがイマイチだったり、昔のゲームの儲けが減ってきたり、開発費が高くなったり…色々なことが重なっているみたいです。
例えば、gumiは過去に「ブレイブ フロンティア」などのヒット作で大きな成功を収めましたが、近年は新規タイトルの開発に苦戦し、業績が低迷しています。
これらの例を見ると、ソーシャルゲーム業界が色々な問題を抱えていることが分かりますね。
なんで赤字なの?色々な原因が重なって大変!
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ソーシャルゲーム業界が赤字になっているのは、一つの原因だけじゃなくて、色々なことが複雑に絡み合っているんです。
開発費が高くなってる!
スマホゲームの絵とか動きとか、どんどんキレイになってますよね。そうなると、作るのにかかるお金もどんどん高くなっちゃうんです。
3Dの絵とか、みんなでネットで遊ぶ仕組みとか、難しい技術を使うほど、お金がかかります。
例えば、オンラインRPGの開発費は数十億円から数百億円に達することもあります。作るのに時間もかかるから、お金を回収するまでが長くなっちゃうのも問題です。ユーザーの取り合いが激しい!
多くのゲームが出ている中、ユーザーに自分のゲームを見てもらうのは、本当に大変!広告のお金も高くなってるし、たくさんお金を使っても、必ずユーザーが来てくれるとは限らないんです。
例えば、新規ユーザーを獲得するための広告費用は、一人あたり数百円から数千円に達することもあります。初めて聞くようなゲームは、有名なゲームと比べると、知っている人が少ないから、ユーザーを集めるのがもっと大変です。ユーザーの好みが変わりやすい!
ユーザーの好みって、コロコロ変わりますよね。昔うまくいったやり方が、今はもう通用しない…なんてこともよくあります。流行もすぐに変わっちゃうから、時間をかけて作ったゲームが、いざ出してみたら、もう流行遅れ…なんてリスクもあるんです。
最近は家庭用ゲーム機、パソコンのゲーム、他のエンタメも元気だから、ソーシャルゲーム全体がちょっと苦戦しているんです。昔のゲームの儲けが減ってきた!
前にヒットしたゲームも、時間が経つにつれて、遊ぶ人が減って、儲けも減ってきます。新しいイベントを考えても、前みたいに効果が出にくくなっているんです。
運営期間が長期化しているゲームは、新規ユーザーを集めるのが難しい。古参ユーザーに、ずっと課金してもらうのが課題になります。世の中の景気も関係ある!
最近、世界的に景気が良くないですよね。そうなると、みんな使えるお金が少なくなって、遊びに使うお金も減らそうとします。特に、基本プレイ無料のソーシャルゲームでは、課金してくれる人が減ると、すぐに儲けに影響が出ちゃうから、景気が悪いと大変なんです。
これからどうなる?変化に対応できるかが大事!
ソーシャルゲーム業界は、これからも大変な時期が続くかもしれませんが、新しい技術とか、ビジネスのやり方とかが出てきて、大きなチャンスも秘めているんです。
これからの時代、企業は市場に合わせて、色々なことを考えていかないといけません。
作り方を見直そう!
作る時間を短くしたり、お金を節約したり、効率よく作れるように工夫することが大切です。自分たちだけで作るんじゃなくて、他の会社と協力したり、海外の力を使ったりすることも考えられます。宣伝のやり方を工夫しよう!
どんな人に遊んでほしいのかをハッキリさせて、効果的な宣伝をすることが大切です。SNSとか、色々な方法を組み合わせて、効率よくユーザーに情報を届けられるように工夫します。新しいゲームを作ったり、昔のゲームを活かしたり!
新しいゲームを作って、新しいユーザーを集めるのポイント。昔からある有名なゲームを使う場合は、昔からのファンだけじゃなくて、新しい人も楽しめるような工夫が大切なんです。海外にも目を向けよう!
海外でゲームを売ることで、儲けの場所を増やしていくのも一手。それぞれの国の文化や、ユーザーの好みに合わせて、ゲームを調整することが大切です。新しい技術にチャレンジしよう!
AR/VRとか、メタバースとか、新しい技術を取り入れることで、ユーザーに新しい体験を提供することができます。これらの技術は、ゲームをもっと面白くするだけでなく、新しいビジネスチャンスも作ってくれるかもしれません。ユーザーとの繋がりを大切にしよう
ユーザーの意見をよく聞いて、ゲームを良くしていくことで、長い付き合いができるように努力することが大切です。イベントとかを通して、ユーザーとの繋がりを強くすることも大切です。
ソーシャルゲーム業界は、色々な問題を抱えていますが、変化にうまく対応して、新しいことにどんどんチャレンジしていくことで、これからの厳しい時代を乗り越えていけるはずです。
昔の成功体験にこだわらず、変化をチャンスと捉えて、新しい技術やビジネスのやり方を積極的に取り入れていくことが、これからのソーシャルゲーム業界を盛り上げていく鍵になるのかなと思いました!
それでは!