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3分で読める読書感想文#5 エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則

最近、地元の図書館に立ち寄って気になった本を読んでいます。そして、今回紹介する書籍を見た時に「さらっと読めそうだなー」という印象を抱き、借りることにしました。

読んだ感想は次の通りです。
「さらっと読める!」
「理系学生が社会人になった時のあるあるがいっぱいあるなー」
こんな印象を受ける本でした。

本の構成としては、エンジニアがマネジメントの要求にうまく応えられずドツボにハマりそう会話例、そしてビジネスリーダーの模範的な振る舞い方について、10の法則に従って書かれています(結構極端なエンジニアの例が出てきます(笑))。そして、ケーススタディのような形なのでスラスラ読めます。

そして、あるあるだなーと思う事例もたくさんあります。一つ例に挙げると、マネジメントからの要求に対し、とりあえず調査を進めてデータを取りそろえることに集中してしまうあまり、マネジメントに求められる答えを出すことができない…。というような事例がありました。

確かに、大学の研究では「色んな周辺研究をくまなくチェックし、自身の研究の幹を太くすることに集中する」ことに時間を割く印象があります。
その理由は、
①研究テーマが代々受け継がれているので、今までの研究内容をしっかり理解することが必要だから
②理論的にこうなるだろうという答えを先に立ててから実験等を行いデータをそろえるから
だと考えています。

しかし、ビジネスシーンでは「まず初めにくまなく情報収集する」ことよりも、「答えがない中で仮説を立て、その仮説を検証するために情報収集する」ことや「何が求めているのかについて、認識の齟齬をなくしておく」ことの方が重要になります。(大学の研究でもこの姿勢は大事だと思いますが…。)

このような感じで、理系学生がいきなりビジネスシーンに解き放たれた時のあるあるがいっぱい書かれています。
そこで、「ビジネス本はページ数多くて読みたくない!」というような方に「時々自分もやりがちだなー」と思い返しながらすらすら読むことをオススメします。

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