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3分で読める読書感想文#4 ~ノブレス・オブリージュと武士道を考える~

今回はこちらの本について紹介いたします。

「武士道」は新渡戸稲造(旧5000円札の人)が記したものであり、本書はその"武士道"を現代版に訳し解説されたものとなっています。

武士道とは「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」に代表される日本人の根底を流れる道徳そのものといえます。

以前から、私には好きな言葉がありました。それは、「ノブレス・オブリージュ」という言葉です。

「ノブレス・オブリージュ」とは、次のような意味です。

身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意。
ーデジタル大辞泉より

私は大学院時代に自由に研究ができる恵まれた環境を生かさなければ、という使命感に駆られていました。その時に脳裏に染みついていた言葉がノブレス・オブリージュでした(決して自分の身分が高いと思ったことはありませんが)。今回、「武士道」にもノブレス・オブリージュという言葉が使われていると知り、読んでみたわけです。

「武士道」を読むことで自分の中の武士道を確認でき、ノブレス・オブリージュという言葉を深く理解できました。恐らく、誰もが武士道を少なからず持っていると思います。いままでの人生で大事にしていたことは何なのか、自分は正しい判断をしながら前に進めているのかなどを考えたくなったときに本書を読んでみるとヒントになるかもしれません。



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