3分で読める読書感想文#7 ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル

今回はこの本を紹介いたします。

ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル

まず初めに、本書のタイトルは「ITスキル」となっていますが、テクニックを紹介するような専門書ではありません。その代わり、近年のビジネスに用いられているITやテクノロジーに関する考え方や枠組みを把握するための各論がまんべんなく学べる本となっています。

本書は3部構成になっています。CHAPTER 1ではよいアルゴリズムを作ることの重要性について、CHAPTER 2では技術の進化に対応する新たな戦略やビジネスモデルについて、CHAPTER 3ではデータ等を使用した人や組織の動かし方について、基本知識やスキルを交えて記載されています。

私の感想としては、近年のビジネスモデルや組織論に関してさらっと理解することができました。本書は2年前に発行されているため、「最先端のビジネス」というよりは「成熟しつつある分野」について学べるという印象です。

私の話で申し訳ありませんが、大学では化学を専攻していたためプログラミング等の分野には縁がありませんでした。企業に入り、統計学やVBAを少しずつ学び始めてデータの処理の大切さ、プログラミングの大切さを理解し始めたところでした。私のような「データやプログラミングの大切さを肌で感じているけど、何も知らない」というような方へは良い学びになる本ではないかと思います。また、各論を述べているために難解な本ではありません。さらっと読めるという点もオススメです(笑)