3分で読める読書感想文#9 機械学習&ディープラーニング 超入門
今回私はこの本を読みました。
いわゆる、機械学習やディープラーニングの概要を学ぶことのできる本です。
私は機械学習・ディープラーニングなどに疎い人間です。大学院では合成化学系を専攻していたため、理論に基づき実験(合成)をして、実際に得られた結果について考察する、という方法だったため、サンプル数は少なく、なかなかビッグデータを処理する機会はありませんでした。そのため、機械学習やビッグデータについて基本知識が欲しいと思い、本書を読むことにしました。
機械学習ド初心者が本書を読んでためになった点を2つ紹介します。
①色んな活用分野が分かるようになった
本書では、様々な機械学習の活用例が紹介されています。
1つ紹介すると、畜産農家が雌牛の発情を検知するために牛に歩数計をつけてモニタリングする、という技術が紹介されていました。
私は、第一次産業ではなかなか機械学習は導入できないと考えていました。そう考えていた理由は、「熟練した勘や判断を持っていないと戦えないから」です。しかし、言語化できない経験を技術に落とし込むことができる時代になった、ということを知ることができました。
②機械学習のざっくりとした仕組みを理解することができた
例えば、最近で機械学習を使用している一番有名な例は自動運転です。しかし、よくよく考えると機械学習をどのように活用すれば安心して乗れる自動運転が実現できるのか、を考えたことがありませんでした。
機械学習にも「教師あり学習」「教師なし学習」「強化学習」というような種類があることを学びました。
自動運転の機械学習では、走った距離を「報酬」とし、モノにぶつかると「罰」として報酬がゼロになる設定を取ります。そうすることで、できるだけモノにぶつからずに報酬を得ようとします。
自動運転で最も重要な点は「事故を起こさないこと」です。このような絶対的な条件を持っている場合は「強化学習」を使用することを学ぶことができました。
本書を読むことで、機械学習をほんの少しだけ理解することができました。
60分でわかると書いてある通りサクッと読めますので、「機械学習について少しだけ知りたい」「機械学習って何に使えるか全くわからない」という初心者の方にはオススメです。
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