【読了】ITIL 4の教本 ベストプラクティスで学ぶサービスマネジメントの教科書

ITIL4の全体像がわかる日本語書籍がリリースされました。（拍手！）

本書の「はじめに」で記載されていますが、現状ITIL4ファンデーションの１冊しか日本語化されていないことに対する危機意識とITIL4の難解さをできるだけわかりやすく紐解き、読者の心理的ハードルを下げたいという思いが、そのままアウトプットされた書籍です。笑

その心意気だけでも感謝、感謝、感謝です！

ITIL 4の教本 ベストプラクティスで学ぶサービスマネジメントの教科書

ファンデーション資格の勉強ではなく、ITIL4の全体像をしっかり理解したい方にはお勧めです。

個人的には「さすが最上さん、わかりやすく説明するプロ！」と思う一方で、（書籍がどうこうではなく）改めて「どう適用するか？」の具体的なアプローチを、自身の実務に合った形でイメージしてもらうことの難しさを感じました。

まぁ、それはある意味当たり前なんですよね。

本来はそこに１つの答えがあるわけではなく、ITIL4を活用したITサービスマネジメントを組織で実践していく中で、その組織にあったカスタマイズがあって、はじめて具体化されるからです。

ただ、そこにたどり着くためにはまずは全体像を理解する必要があり、そこから、具体的な実践と、理論的な全体像をいったり来たりしながら少しずつ自身に合った形でカスタマイズしていく・・・まさにITIL4の従うべき原則にある「現在あるものから始める」「短期間のフィードバックを繰り返し進める」の考え方ですね！

私も日本にITIL4を広げ、実践レベルで使いこなせる人が少しでも増えるように、何ができるか考えていきたいと思います。

本日は以上です。ありがとうございました。