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ポケットの中

恵まれない子供
ではなかったような
まるで誰かには
愛されていたから

君たちとも
濃さの違う
自分の影に
そうね、確実に
僕は幻滅していた

でも、生きてる
不思議と

それって
何を物語ってるのかな?

とか
色々、考えちゃうけれど
その疑問符『?』自体には
意味はないの
実際のところ

僕がホントに
気にしなくちゃならないのは
あなたの
機嫌くらいね
恐らく、多分

まあ
そのあなたは
あなただと限らないけれど

そんなのは
別に
気にしなくても大丈夫

結構
あなたの意識は高いからね

全部を
話さなくてもわかるとは思う

ある程度の
理解があれば
人生も生き方も
ラクにはなった
肩の力は自然と抜けた

人より
時間は掛かったけれど
たばこは
まだ吸ってたけれど
その、けれどは
あの、けれどだった

所詮、僕は僕
コレは変わりようがない

自分が
可愛そうだと思い込むのは
あの娘、可愛いとは違うのに気づいた

その新しさは
明日ではなくて
今日だった、僕には

そして、あなたの朝は
僕の夜に似ている
感覚として似ていた、とても

僕は
朝になると、目が醒めたら
昨日の嫌なことは忘れられちゃったから
不思議と
何事もなかったかのように

風が吹かなくても
小石は転がった
コロコロと地面、坂道を転がった

すべては
自然に適応していく
段々と、時間とともに、ゆっくり

自分は自分、人は人
僕は僕、君は君

それって
違和感にならないのよ
ホントは
別に、傷つけないの、誰も

罪じゃないから
存在は
等しいの、なにもかも
平らなの、同じなの
優劣じゃなくて

物差しは
必要がないくらいに
ココロは充たされて

この世界の
バランスは取れていた
均衡には
理由があるのだろうな
僕はそう思っていた

つまらない話には
したくなかったけれど

僕が君を好きになったこと
それって面白いと思った

だって、物語だからね、一つの

ラブ・ストーリーも
たまには観るよ
最近は
ちょっと
大人になったのかもしれない

ウチにはテレビがないから
日曜日、週末は映画館に行こう

『きみの色』を観に行こう

主題歌は
Mr.Children
『in the pocket』

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