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カコちゃん

はっぴいえんどって?

僕をおしまいに
誰がしたのかを

いくら考えても
わからないようなことを
考えていたけれど、いつも

特に
自分だけが不幸だとは
何故か感じなかった

余計なお世話は
あなたの無駄話よりも
授業中の私語のように
他人行儀な顔で
窓際の席を見つめてた

太陽の光が
横顔を照らさなくても
優しい朝がすぐ傍に
来ていたのくらいは

腕時計を
誰よりも先に見て
知っていたから

その束縛は
いつも心地が好かった 

君というひとを
いっぱい嫌っていても
消えることのなかった
素直な気持ち

外の世界
運動場で遊ぶ
子供たちには無関係の
永遠に続いたような物語を

真四角
正方形の
noteに記したら
君の話は
おしまいになった

予定よりも早く
終わっちゃったから

今はもう
僕に君の力は
必要がなくなったから

愛でたくなった

ホントは醜い
自然の摂理を
一度も
見難いとは思わなかった

あの日
感じた違い
違和感は
僕の勘違いではなかった

何一つとして
誰一人として

罪は
許されたり
赦されたりはしなかったし
それでよかった

今日も
明日も
誰のせいでもなかった

結局、僕のせいにもしなかった

過去は片仮名で表記した

『カコ』と書いたら
一緒に絵も描いたら

誰かの名前みたいに
可愛く見えたから

女の子の顔だけを
頭に思い浮かべて

また、もう一度、眠った

夕方、外が暗くなるまで
君が部屋に帰ってくるまで


目は醒さなかった
トイレにも行かなかった

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