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キノーのジブン

キミが書いた詩を

読んでナイタのは

ケサのジブン、ボクだった

どこに売ってるのかも

シラナイ

ワカラナイような

一冊の詩集を

探しに

見つけに

図書館へ行ってみたら

キミが書いた詩集は

やっぱりなかったから

図書館の女性にボクは

『この本、今、注文したら、入りますか?』と

ヒトコトだけ、他人事のような顔で

聴いてみたら

『現在、この本はゼッパン扱いなので』

『ココで、読むことはできないですね』

『誠に』『ザンネンながら』

『デモ、お一つだけ』

『カシダシする方法なら、アリますよ』

『お客様の探してる、その本、詩集』

『ワタシ、ジブンで持ってるんです』

『良かったら、一冊』

『お貸ししましょうか?』

『まあ、その場合、この図書館とは別の』

『関係のないワタシの』

『連絡先を直接、お伝えする』

『カタチになるとは思いますが』

『それでも』

『お客様、構いませんかね?』

『その本、詩集の題名、タイトル』

『一つ、確認なんですけれど』

『ヒキコモリ・ブルースで』

『合ってます?』

『著者名は、Neon Asakuraさんの』

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