たいむ・らぐ
深いと感じた理由は
たしかでなくて
不快と想った感覚にも
かつて
期待したような正確さはない
ならムダだと
余計なお世話だと
感じていても
諦め切れない自己は
たしかなカタチで
目前に敢然と
自然体のまんま存在した
子供の頃に発したような
素朴な疑問符
『ハテナ』にも
実は
過去とは違う理由は在ったから
誰も
僕も必要ないなんて
一概には言えなくて
たった今
自立ができなくて
その場で
トタンに泣きだした
お金は
自由な時間を与えて
生活を
便利にしてくれたのに
それでも
目の前の君は
自分の世界を睨む
だから、
『あなたは幸せになれないの』
『安心したいだけだったのに』
と寝顔を観ながら話したのも束の間
翌朝には
自身の存在感はスッポリと
消えてなくなっていた
擦り傷の痛みと一緒に
疲労感、拾う感じは
何処かしらへと消えていた
誰も知らない場所へ
記憶は
たまに
間違えて削除されていく
完全削除にはまだ早い
未練ダラケの斑な人生を
明日も変わらず
色だけを替えて
続けるぐらいしか
手はなくても
道具、ツールが
手元になくても
やっぱり
同じく、等しく続いていく
延々と、炎炎と
永遠になるまで
たいして時間は
掛からなかったんだけど
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