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日本の左翼の方が欧米左翼よりもずっと優秀だと思う

日本人は右翼でさえも、変な欧米信仰が強いから、左翼も欧米の方が良いものが多いと思っている節がある。
だが私は最近多くの欧米左翼達と実際に対話してきて、断然日本の左翼の方が良いと思うようになってきた。
外国人が多くいるフェミニズムグループや国際質問交流アプリQuoraとかで欧米左翼と沢山意見交換をしてきたんだけど、なんでブレグジットやトランプが台頭してきたのかよく理解できるようになってきた。

欧米左翼はものすごく西洋中心主義で独善的、非現実的で頭でっかちな過激派なのだ。
quoraそれ自体がそもそも左翼寄り(多分欧米のメディアはほぼ全て左翼寄り)だから、少しでも右寄りだったり左の矛盾を突くような質問をすると「望ましくない投稿のようです」と検閲が掛かるようになっている。中国のメディアさながらだ。
それに回答する左翼人達は一方的に私を「アメリカの右翼」等と決め付けて話してくる。世界中に開かれているプラットフォームなのだから、アフリカ人や中東人、アジア人が質問している可能性だって充分あるのに。大抵がアメリカのポリティクス前提でトランプ叩きか資本主義批判をするだけで、現実の弱者や有色人種の話は全く聞かない。
会議室のことしか頭になく、現場には全くの無関心。問題の原因を全て資本主義や右翼のせいにして、具体的な解決策ではなく非現実的で偏った理想論を教義のように振りかざし、自分たちはシャンパン左翼で現実の弱者を助けたこともない偽善者。
そんなんだから衰退するんだよ。

それと比べたら日本の社会学者や左翼文化人達はずっと現実的で、現場に寄り添っていると思う。この記事にあるように有機農場の現場を実際に訪れたり、自分自身がイクメンをやってみた経験を話したり。「社会は少しずつしか変わらない」といって革命を否定して、「個別具体的な一つ一つの問題」に丁寧に向き合っていく。
生活保護申請で門前払いされないように申請者に付き添ったり、国民健康保険料が高過ぎると署名や議会質問をしたり、ホームレスへ炊き出し活動や寝床提供したり、実際の左翼活動は地道な努力と改良の積み重ねなのだ。

欧米左翼はキリスト教を憎むけど、彼らのおかげで欧米には慈善活動の文化が根付いたんじゃないか、とあるロシア人に聞いたら、「慈善活動はされた方に劣等感や無価値な感覚を植え付け、根本的な社会システムの改革には至らないから悪い方法だと左翼は考える」と答えた。
劣等感や無価値な感覚って完全に主観だし、自分自身がそう思って見下してるだけでしょ?応急処置だったとしても、当事者にとっては今日明日の飯が無いという切実な問題にすぐ支援が必要なのだ。慈善活動は良くないという勝手な主観で、彼らを見殺しにするくせに、弱者を助ける左翼?酷い偽善、ふざけんな!って話だ。
現実に支援を受けている人の意見は度外視で、自分の革命を起こしたいという欲しかないのだ。
自分たちのバカげたそして大迷惑な理想論に凝り固まったままの欧米左翼より、日本の左翼の方が当事者の声に寄り添っていて、より現実的で優秀な左翼ではないだろうか。

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