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【人生を俯瞰すると生きやすくなる?】人生の転機とはなにか/兼業公務員への道63日
こんにちは!まいこです。
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わたしは今、キャリアコンサルタントになるための勉強をしています。
今回は、
キャリア理論を勉強している中で、
印象に残った
ウィリアム・ブリッジスという心理学者が提唱した、
「トランジション(転機)」
の考え方について
紹介してみたいと思います。
トランジション~人生の転機~
人生の転機のことを
「トランジション」と言います。
ウィリアム・ブリッジス氏はアメリカの心理学者で人間性心理学会の
会長を務めた方だそうです。
このブリッジスの主要書籍
「トランジションー人生の転機を活かすためにー」(2014年3月改訂版〗
という書籍の中から、
ブリッジスのトランジション(転機)に対する考え方を紹介したいと思います。
ブリッジスは、トランジション(転機)は、転職や結婚、両親との死別などの「外的な変化」そのものを指しているのではない。
と述べています。
トランジション(転機)とは、心理的に「変わる」ということであり、
人生の変化に対処するための内面の再方向付けや自分自身の再定義をすることだと述べています。
そしてこのトランジション(転機)は
1 何かが終わるとき
2 混乱や苦悩の時/ニュートラルゾーン
3 新たな何かが始まるとき
から成り立っている。と述べています。
そして、ブリッジスは
現代におけるトランジション(転機)が、
結局は自分たちをどこか良いところに連れて行ってくれるはずだという信念を失いつつあるのだ。
個人的なトランジションにおいてしばしば体験する、なにもかもが宙ぶらりんにされたような感覚は何かの意味が見いだせれば・・・つまり、望ましい目標へ向かう動きの一部であるとわかっていれば耐えられる。
しかし、より偉大で有益な生き方と無関係だとすると、浮遊状態は単に苦しいだけである。
そのうえ、トランジションにいるという体験自体が、いまや変わりつつあるのだ。離婚から再婚までの期間、離職から再就職までの期間の持つ意味が根源的に変わっている時代においては、そうした変化は非常な苦痛を伴うものである。
それはまるで、向こう岸にたどり着こうと川岸の船着場からボートを出し、しばらく進んでふと見ると、向こう岸がなくなっているのを発見すようなものだ。そして、後ろを振り返ってみると、出発した船着き場が崩れて、流れに飲み込まれるのが見えるのである。
と述べています。
これはアメリカの現代社会の、従来の考え方や価値観の大きな変化から、転機に対する向き合い方に困難さが伴っているということを表現していると思います。
現代の日本社会でも多様化する価値観の中にいる私たちには同じような感覚があるのではないかと感じます。
ブリッジスはこうも言っています。
状況や人間関係やアイデンティティが一つのものから別のものに変わる
トランジション期にあるとき、しかも、そうしたトランジションそのものが
変化している現代にあって、多くのアメリカ人は半永久的に「過渡的状態」に居続けなければならないのである。
このようなトランジション(転機)そのものが変化しているような現代の過酷な状況にあっては、なかなか、ニュートラルゾーンからの脱却も大変だということを述べています。
変化の大きな現代社会、そして多様化し明確なローモデルのない現代社会で自分の行く先を定め進んでいくことはとても大変なことなのだと再認識しました。
それでも、ブリッジスはトランジション(転機)は
1 何かが終わるとき
2 混乱や苦悩の時/ニュートラルゾーン
3 新たな何かが始まるとき
で成立するものだと述べています。
「新たな何かが始まるとき」を迎える日が必ずやってくるんですね。
ただ現代社会はにおいてトランジションを迎えるにあたり効果的な備えををする、といった概念を持たない我々は人生の四季がわからない人みたいなもので、全体像が見えていないため苦しむのだ
と述べています。
そして、本書では、
ブリッジス自身が
個人や組織がパーソナルな変化(トランジション)に対処する手助けをし、それによってトランジションをより苦痛や混乱の少ないものにし、
より生産的なものにするというブリッジスが手掛けてきた事例について記載されています。
わたしは、
トランジション(転機)は「終わり」から始まる。
という考え方に
勇気と前向きな気持ちをもらいました✨
わたしは2年前、
バーンアウトして休職してしまい、
今まで思い描いてきた自分の道の先が、閉ざされてしまったような
そんな気持ちでいました。
でも、
そこから、
人生を見つめ直し、
新しい生き方を探るという作業が始まりました。
これまでの出来事は
新たな始まりへの
トランジション!
これからは、
新たな始まりを楽しんでいきたいと思います。
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風も涼しくなってきました。
今日も読んでいただきありがとうございました!
素晴らしい1日をお過ごしください。
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