![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150094916/rectangle_large_type_2_67b0079b404be70fd0a6a18fdc07e0a3.png?width=1200)
【公務員の復職】2年間休職した私が転職と復職のはざまで葛藤した話/兼業公務員になる10日目
2年前、
わたしが抑うつ感がひどく、わたしはダメだ。
母親としても、一社会人としても、そして人として満足に生きること自体もなにひとつ、自分の思うようにできない、なんてみじめなんだ!
と考えている裏側には、
わたしは、抑うつ感に悩まされず、一社会人として、自信を持って、自分の人生には自分で責任をもって生きていきたいという強い魂の欲望があった!
そこに気がつくだけでも、一年半くらいかかったのではないか。
それまでは、
負けたくない、これ以上惨めになりたくない!
という気持ちの方が強かったように思う。
休職して一年くらいった頃はこんなふうに思っていた。
公務員の仕事に戻っても、
同僚たちはどんどんキャリアアップしている。
わたしは置いてけぼりで
惨めで悲しい思いをするだけだ。
そもそも、
公務員の仕事そのものが、自分が本当にやりたかった職業だったわけではなく、安定してるから選んだ職業だ。
この仕事を続けているだけでわたしは一生を終えたくない。
だから、公務員を辞めて、転職しよう。
そう思っていた。そのために全く別キャリアの資格も取った。
そして、その資格を生かして働かないかという声もかけていただいていた。
でも、今から転職するって本当にわたしのやりたいこと?
という別の声がどこからか聞こえてきた。
ここでやめて、転職してしまっていいの?
ほんとうにそれでいいの?
わたしは、転職したらほんとうに生き生きと充実した毎日を送れるの?
今からチャレンジしたいと思うことは、ほんとうに私がやりたいこと?
このタイミングでほんとうにできること?
これらの問いを何度も何度も心の中で繰り返した。
わたしには、休職から転職はかなり心のハードルが高く感じた。
久しぶりに、社会に出るというハードル。
初めての環境に慣れるというハードル。
これまでの公務員のとは異なる生活リズムを作り直すというハードル。
人間関係を作り直すというハードル。
家計全体を、ローダウンするというハードル。
(わたしがチャレンジしたかった業種はお給料の低い業種でした)
家族に理解協力を求めるハードル。
異業種の仕事を覚えるというハードル。
休職中の身で
これらにいきなりチャレンジするのは、
無謀だと思った。
わたしが転職したいと思った根源は、惨めな自分を認めたくない、そして復職して惨めな思いをしたくない。
という私は惨めだという感情の源泉からきていた。
感情は、きちんと紐解いて冷静にならないといけない。
感情の裏側にあるものを見つめることを大事にしたい。
とはいえ、じゃあどうしたい?
という問いへの答えは真っ白なままだった。
その当時は、それでもなお、
公務員に戻るのは辛い。
という感情の方が強かった。