【公務員の復職】2年間休職した私が復職をためらった理由/兼業公務員への道11日目
私は休職中、再び公務員として復職するのが辛いと思った時期がある。
その気持ちの根源には何があるんだろう。
と考えた時に、
①気力、体力がまだ戻っていない
②自分の価値観が大きく変わっている
この2つがあったんだと思う。
①気力、体力がまだ戻っていない
フルタイムで仕事をしながら、家事や育児を両立させている人って本当にすごいなって思う。
わたしは、休職前、正直、両立できていなかったと思う。
仕事の忙しさから、子供たちと、向き合うことができなかった。それどころか、帰宅後、子供たちに頼んだ家事をしていなかったり、宿題をしていなかったりすると、しつけではなく、自分のイライラから、厳しくしてしまっていた。
子供達だって学校で色んなストレスがあったろうに、それらの話をゆったり聞いてあげるべきだったのに、日々の業務をこなすだけで精一杯だったら。
いや、正確に言うと、日々の業務をこなすことを無意識に優先してしまっていた。
そりゃ、子供達も学校に行く気力がなくなるわけだ。
近年は、人員削減で一人当たりの業務量も増えており、通常業務もかなり忙しい。
また、最近は、自然災害や人間や動物の感染症など突発的なことも多く、急遽夜間に仕事に出ることもある。
仕事、家族、家事、健康、バランスを保った両立ができる自信がなかった。
②自分の価値観が大きく変わっている
休職前は、わたしは仕事で評価してもらうことに喜びを感じていた。良い仕事をして、評価してもらってがんばるのが楽しかった。
ただ、それが仕事への依存という形で表れていることに気が付いていなかった。
心理療法を受けて、それが仕事への依存だと気がついた時、わたしは、今まで仕事の中身はどうでも良くて、自己満足のために仕事をしていたんだなあ。となんとなく思った。
それと同時に、同僚との会話に違和感を覚えるようになった。仕事の為に、仕事をしている人って私以外にも結構たくさんいない?って思った。
自分の、ものの見方ががらっと変わっているのに気がついた。自分ごととして、仕事そのものに社会的価値を見出せるのかということに焦点が写っている自分に気がついた。
もっと価値観を共有できる仲間と一緒に仕事をしたいなあ、という気持ちが芽生えて、公務員に戻ることをためらっていた。